ただ今、高山市政情報をネットで拝見しました所、市の農業人口比は
県平均を上回るもののその比わずかに十数パーセントのようです。
かつての大西村の主要産業といえば農林業のみ、他に何も無し、
のどかな田舎でありましたが、最近特に
飛騨全体の産業構造が様変わりしているという事なのですね。
ところで表題ですが、若い世代には前知識が必要な二語、"明るい農村"、"家の光"、ともに
実は固有名詞であり、ピタリと一致する裏の意味の鮮烈な言霊なのです。
★『ウィキペディア』記事
"明るい農村(あかるいのうそん)は、
1958年に「のびゆく農村」
という表題でスタートし、その後1963年にこのタイトルに変更、
1985年3月まで放送されたNHK総合テレビの
農業向け情報番組である。
後期は夕方に再放送があった。
番組ではその時代背景を絡ませつつ、
近代農業に必要なテーマ・試みを全国各地に
取材・提案していった。"があります。
★"家の光"は社団法人家の光協会
が出版する農家を対象とした月刊の情報兼娯楽誌でした。
なんと"こども家の光"という子供版もあったのです。
さて超マセ餓鬼・佐七はNHK"明るい農村"を見て、
大人の雑誌"家の光"も読んで暗くなるばかりです。
得られる情報と比べてみればなるほど大西村は
確かに暗い飛騨の一寒村、立派な囲炉裏端はあるが
昼なお暗い庄屋佐七の母屋。
明るい都会、明るい都会の家だけではなく、
実は世の中には明るい農村があり光り輝く農家もあると
言う事をテレビ・雑誌を通じて佐七は知るにつけ、
何故自分はそのような家に生まれなかったのだろう、
何故、佐七は大西村という暗い寒村に生まれ、
大西村の家々には光が少ないのだろう、
と毎日うつうつと考えていたのですね。
実は貧しい者を卑下させるNHK言葉という事でした。
しゃみしゃっきり。
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