大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

飛騨人が泣けてまう言葉・暖冬

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スキー場にまつわる話です。 ここ数十年、ほんとうに雪が降らなくなりました。 バッファローという米国でも名うての豪雪地帯に 住んでいたのですが、同じ状況だそうです。 地球規模の気候変化ですね。 さて戦後、日本全体が復興も目覚しく大衆レジャーの 花形に躍り出たのが飛騨各地に次々とオープンした スキー場ですね。そのひとつ、生まれ故郷の近くの スキー場の誕生から現在に至るまでを眺め続けてきた 私ですが、時に雪を降らす機械が必要になった事を 聞き及んで複雑な思いにかられます。 地元の老人でお家がスキー民宿でないお方は、 冬の日が暖かいと、
"あーれ、きょうぁのくといで、らくやあ。"
なんてポカポカ陽気を楽しまれますが、 年末年始のスキー客を当て込むスキー場 関係者の方々にとっては年内に根雪ができて 安定した運営が出来るか、天にも祈るお気持ち であろうかと思います。

悪しき文明病・贅沢病の極み、人工降雪機などで化石燃料を燃やし続けている 狂った現代人、が槍玉に挙げられています。確かに 南極・北極の氷が解け南の島・キリバスが海に沈みつつ ある現在、
Think globally, but act locally.
( 地球規模で環境を考えよ。それには身近の省エネから。 )
というお題目を唱える事が規範です。 がしかし、当サイトは基本的にはユーモアを あるいは時にはブラックユーモアを交えて議論する事を 是とします。

例えば現在は第四間氷期、ネット検索では 阿部公房作品情報ばかりのようですが、地球は誕生来、 寒暖のサイクルを繰り返してきました。 縄文時代の平均気温は現在よりも四度も高く、つまりは 飛騨縄文人はスキーも出来なければ、雪またじを する必要もなかったようです。 つまりは何もしなくてもまた地球は寒くなるかも知れない。 果たして再び地球は寒くなるか、答えはハイたぶん。 ですからめげるな、スキー場経営者の方々。 負債をかかえつつもそこまでスキー場の経営が持てばよし、 というわけです。 人工降雪機で耐え忍んだ事が美談になるかも。

ところがおっとどっこい、もっと巨視的にいきましょう。 神のみぞ知る世界。 地球約六十億年の歴史を支える太陽ですが、 比較的若いのです。 今後の地球ですが、寒暖を繰り返すでしょう。 がしかし太陽はいずれ未来には巨大な赤色星となり、 その頃までには地球は終には干からびてまう、間違え、干からびてしまう死の星です。 いとしのあなたよ杞憂と笑う事なかれ、いずれ確実に訪れる地球文明の終焉です。 ですからあなたと佐七の末裔よ、あわれ。私は悲しい。 つまりは地球文明もただひとつの太陽に支えられて 氷河期と間氷期を繰り返すつかの間のあだ花というわけです。 ( ただしくれぐれも誤解のないようにお願いします。 私は宗教・真光の信者ではありません。 )
おまけ
国体の開催地情報 をご覧あれ。第24回大会(昭和44年・1969年開催)冬季大会ですが 場所は流葉スキー場。私が中三の時でしたか。 空前の暖冬の年だったのですね。全く雪が降らなかった。 それでも冬季国体は開催されました。 自衛隊が出動したのです。周囲の山の雪をかき集めて ゲレンデ作りです。たしか地元・船津高校の生徒さんも かりだされませんでしたか。 賢明な読者の方はお気づきでしょう、 人工降雪機が当時は無かった。 今ならスイッチポン、ですか。狂った時代ですわ。 時の県知事は、うーむ、確か 平野三郎氏。メンツがあったのでしょうね。 若し私が知事なら、メンツは気にしません、 メンツなどおろかな事です、 私なら予算が惜しい、勿論ですが大西知事は冬季岐阜国体を中止にしています。 佐七らしいでしょう、ははは。 岐阜県庁の幹部の方々、私を見習いなさい。 税金の無駄遣いは、・・・犯罪にも等しいですよ。

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