大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 心理学

興梠広『ドクターX』

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僕:2年ぶりの新シリーズ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』に主人公と敵対する外科医役として出演するのが興梠広(こうろぎ・ひろし)。実力派俳優・要潤が演じた。卓越した演技力にさらに磨きをかけ、二枚目でありながら個性が際立つキャラクターを体現。

君:とうとう最終回ね。・・アメリカで腕を磨いたスーパードクター。脳外科の世界的権威で、海外では「ホワイトジャック」と呼ばれている。内科部長 兼 院長代理である蜂須賀隆太郎の肝いりで、「東帝大学病院」に呼ばれた。にこやかな笑顔の裏で、内科の先進医療を完璧なものにしようとする蜂須賀の手足となって暗躍する。大門未知子とは過去に面識があるようだが・・どうかしたの?
僕:『ドクターX』はヒューマンドラマだが、娯楽番組につき、コミカル性が重要な見どころ。医学は僕の専門だしニューヨークは懐かしいが、今回は敢えてその話はいたしません。
君:ほほほ、興梠先生のどこがコミカルなの?
僕:ニューヨークで長らく脳外科医をやっていた先生が凱旋帰国したので、彼の口癖が「やってられない、アメリカに帰る。」、それは良いとして。
君:良いとして?
僕:ストレスがたまり、職場の皆と居酒屋へ。皆が上司の悪口を言いたい放題、興梠先生も酒癖が実は悪く、方言で怒鳴り始めるんだ。ほんの数語だけれど。
君:へえ、田舎出のお方だったのね。
僕:本人は方言でわめいた事に気づいていないという演技が正に見どころ。
君:ほほほ、身につまされる番組だったという訳ね。
僕:いや、僕はお酒が回ってわめいた事は無いし、ましてや飛騨方言で叫んだ事も無いね。
君:ならいいけど。
僕:方言が出るのは同郷者との間だけだね。大学の同級生で関西の出身者も多いが、彼等は関西アクセントで平気で話す。
君:興梠先生のご出身は?
僕:東北方言っぽかったね。方言学的には二つ仮名・四つ仮名問題だが、「ずーずー弁」とも言う。揶揄する意味があるから使用は好ましくないだろう。
君:「おっ、出たぞ飛騨方言!彼も高山の出身だ。斐太高校か!」なら良かったのにね。ほほほ

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