大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

中京の奥座敷・飛騨人がしびれてまう言葉

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日本は温泉大国ですが、飛騨こそ温泉の国といえましょうね。 下呂温泉が一番有名でしょうが、他にも数多くあります。 そして温泉というのは大体は山間にあるもの、そして 日本の温泉のほぼ百パーセントが客をあてこむ地域の名前を ヨイショしてそこの奥座敷、と銘打っているのです。 有馬温泉が関西の奥座敷くらいは誰もが納得しますが、 でも北陸の温泉が関西・中京の奥座敷と言うに至っては、 佐七はハッキリ言ってあいた口が塞がらない。 欲張りすぎだっちゅうの。

さて表題ですが、下呂温泉が中京の奥座敷と言う ネット記事、あるいはテレビ・ラジオ等の宣伝文句を お聞きになる方が多いでしょう。下呂は飛騨の中でも 最南端、中山七里を下れば濃尾平野ですから 勿論、奥座敷といえなくもないでしょう。 がしかし正直申しますと・・・・幾らなんでも名古屋から 遠すぎるのですね。 名古屋で仕事を済まし、奥座敷に向かい宴会を行い、 一泊して、あるいは一泊できない人は名古屋に タクシーで戻り、一泊した人は朝風呂を浴びて 早速また名古屋に戻り、というスケジュールを 組む事ができないのです。

がしかしそこはまあ硬い事をおっしゃらずに、 笑ってお許しください。下呂を中京の奥座敷と 呼ばれれば下呂の人はうれしい、私もうれしい、 飛騨の人間は皆うれしいのです。 また下呂の人間も、私も、飛騨の人間は皆、 北陸の温泉が中京の奥座敷とのたもうていらっしゃる 事は断じて許せませぬ。 それを言うなら下呂温泉だっちゅうの。
おまけ
ところが下呂の奥座敷というのがあるんですよ。 小坂の湯屋温泉です。下呂のほんの上流です。 湯屋温泉は下呂からのお客様をあてにして、 だから下呂の奥座敷。 勿論、下呂で仕事を済まし、奥座敷に向かい宴会を行い、 一泊して、あるいは一泊できない人は下呂に タクシーで戻り、一泊した人は朝風呂を浴びて 早速また下呂に戻り、というスケジュールを 組む事ができます。まさに生きた言葉。

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