昨日ですが職場で秘書にあれしてくれ、これしてくれと話をしていた時ですが、
私がほとんど撥音便を使うのに対し彼女は使用せず、
心の中のもう人の自分・大西佐七が、うーむそうかあ飛騨方言は撥音便だ、と
つぶやいたのです。
飛騨方言における指示代名詞の撥音便に関する話題ですが、
撥音便とて誰にでもわかる言葉、殊更に方言であると
強調する事もないのですが、ひとつのお国訛りという事でしょうか。
別稿・飛騨方言における指示代名詞の撥音便を参考にどうぞ。
佐七 こんだけファイルたのむわ。
秘書 それだけですね。
佐七 ああっと、それも。そんだけたのむわ。
秘書 これだけですね。
佐七 うん、そんでいいよ。
秘書 これでいいのですね。
佐七 そんなりにややこしいからゆっくりやって。
秘書 これなりにポイントがあるのですね。
佐七 うん、そんなりにね。
佐七 そんでも昼までになんとかなるかなあ。
秘書 (別の書類を示し)あれでも一時間ほどかかり
ますので、それでも昼までには、はい。
うーむ、とうとう秘書に飛騨方言の撥音便は伝染しませんでした。
感染力ははっきり言って微弱というか、ほとんど
ありませんでした。しゃみしゃっきり。
おっと、指示代名詞の撥音便で方言サイトをただ今、
見ました所、やはり結構ありますね。全国に展開するようです。
ウ音便が西日本に多いのとは対照的でした。
そんではこれでしゃみしゃっきり。