大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

じじい・ばばあ

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僕:方言というよりは言語学、今夜は特に幼児言語学をお話を。2022二月、コロナ感染第六波の最中、孫の保育園が閉鎖、急遽、私ども老夫婦が二人の孫を預かる事になった。娘夫婦は共働きだ。二歳半の孫娘だが、今、猛烈に日本語を覚えている。私の愛称は「じじ」だが、なんと「じじい!見て!見て!」と目を輝かせるじゃないか。
君:ほほほ、本当は「じじ」と呼んでもらいたかったのよね。
僕:孫娘が卑罵語を覚えたわけでもないのは明らか。愛くるしくて仕方ない孫娘に「どれどれ」と言って近づいただけの話。
君:「じじい」は悪い言葉とか何とかいって、矯正しようとしたんじゃないでしょうね。
僕:勿論、するわけがない。幼児の言葉を矯正するには忍耐と寛容。実は二歳上の兄の言い方につられて孫娘は第一人称に「ぼく」を使っていたのだが、「わたし」に改めさせるのにも時間を要した。
君:お孫さんの前では決して汚い言葉を言ってはいけないわね。
僕:そう。瞬時に覚えるからね。彼らの潜在能力は凄い。勿論、我が家でも娘ども夫婦も「じじい」なる単語は使っていない。強調表現では音韻の末尾が長音化するというだけの事。
君:囁いたわけではないんでしょ。声を張り上げたのじゃなかったの?
僕:それが今夜の話題だ。声を荒げるという事はとういう事かな。ヒントは声は空気の振動。
君:振動、つまり波。つまり、大きな声は振幅が大きいという事ね。
僕:そう。結論だが、振幅が大きいという事は、肺を思いっきりすぼませて素早く空気を出す事。一番に有効な方法は腹直筋に力を入れて腹圧を上げ、横隔膜を上げる事。声門と口腔の形態を変える必要は無い。この形態は固有振動数、つまり波形。

君:キーワードがありそうね。
僕:ははは、声道模型。上智大学 理工学部 情報理工学科 荒井研究室も参考までに。
君:人の話す言葉って機械的に作れちゃうのね。
僕:初音ミクのようなコンピュータ言語じゃなくて、実にアナログ的なやりかただね。
君:二歳のお孫さんは、まだまだ発展途上段階のようね。ほほほ
僕:蛇足ながら、赤ちゃんのお腹はなぜ出ているか。簡単すぎるかな。答えは、胸郭が極端に小さいから。
君:なるほど、二歳のお孫さんも、身長が伸びて胸も発達すれば、何れは柳腰の八頭身美人よね。ほほほ

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