実は数ヶ月前ににわかに作ったアクセント辞典を先ほど全部
見直しました。
飛騨方言は純東京式アクセント内輪式で、
とにかく高低ははっきりしています。ですから
内省すればアクセントの表記など容易い事と考えられましょうが、
さにあらず。
いくつか間違い点が実はあって、すぐに修正してアップロードしました。
何故、気が付いたかを以下にご説明します。
高低、低高、高高、低低、のいずれかを組み合わせていくだけの事ですから、
作業は簡単ですし、声にだせばつまりは歌でいう鼻歌、という事になりますから
すらすら進む作業です。
がしかし確認は必要というもの、筆者は最近ギターを用いて高低を
確認する事にしました。
一フレット、つまり半音の上げ下げでアクセントは解析できますが、
やはり短調のしめっぽい雰囲気はいやなので、2フレット(全音、低高=ドレに相当)、
4フレット(低高=ドミに相当)、を用いるとよいでしょう。
いや、実はそんなありきたりの事を書きたいのではなく、
5フレット(低高=ドファに相当)、がお勧めです。
なにせこれだけ差があるとアクセントを強調して発声するのと
同じ音楽ですから、高低アクセントがとにかくはっきりします。
つまりは内省しながらアクセント解析をしますと、微妙な高低を
思わず間違えて記載してしまう事が私のような方言学の初心者には
有り得るという事です。
更にはギターはただ単に指板を押さえて爪弾くという固定の
振動音を出す楽器ではなく、各種テクニックで無限の
音階が出せるわけですから、あるいは方言学で言うところの、ゆすり音調、
つまり文節末や文末で揺れる様なイントネーションを
出せるかも知れませんね。
早い話が(実はしめっぽい、実は泣かせる)演歌のギターです。
私に若しもっとギターの才能があれば、私は流しのギターで
おまんまを食って聴く人を泣かせたい。
そして、飛騨方言を奏でて聴く人を笑わせたい。
さてギターで飛騨方言をしゃべるとは、まさに前人未踏の境でしょう。
さすがにネット情報は皆無です。お暇な方はどうぞ、レッツトライ。
ところが既に私はドレ・ドミ・ドファ、というようにつまびいて飛騨方言の
アクセントを解析しつつあり、前人未踏の境に一歩だけですが踏み入ってしまいました。
しゃみしゃっきり。
|