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47都道府別生活意識調査2021

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私:今2022新春だが最新情報をお伝えしたい。全国の都道府毎の人気方言。ここ
君:ソニー生命が2021年10月27日〜11月5日の10日間全国の20歳〜59歳の男女に対し調査。今年で7回目ね。
私:そう。

君:貴方なりにあれこれ言いたい事があるのよね。
私:勿論だ。その前に何れリンク切れ、出版される可能性も低いと思うので、ここは是非とも二次加工させていただこう。・・・
なまら北海道とても・すごく
あずましい青森気持ちいい
めんこい岩手可愛らしい
いずい宮城しっくり来ない
んだ秋田そうだ
おしょうしな山形ありがとう
さすけねぇ福島大丈夫
だっぺ茨城でしょ
だいじ栃木大丈夫
だんベ群馬だろ
そうなん埼玉そうなの
あおなじみ千葉青あざ
べらんめえ東京馬鹿野郎
じゃん神奈川ではないか
だっけ新潟だから
きときと富山新鮮な
あんやと石川ありがとう
ほやほや福井そうそう
ずら山梨だろう
ずく長野やる気や根性
やお岐阜だよ
だら静岡でしょ
でら愛知とても
やに三重ですよ
おおきに滋賀ありがとう
おいでやす京都いらっしゃい
なんでやねん大阪なんでだよ
しとう兵庫している
おとろしい奈良わずらわしい
つれもていこら和歌山一緒に行こう
だんだん鳥取ありがとう
だんだん島根ありがとう
ぼっけぇ岡山とても
じゃけぇ広島だから
ぶち山口非常に・凄く
ほなけん徳島だから
けん香川だから
やけん愛媛強調する時の言葉
いごっそう高知頑固者
ばい福岡だよ
がばい佐賀非常に・とても
ばってん長崎しかし
あとぜき熊本ドアを閉める事
よだきい大分億劫
てげてげ宮崎適宜に・そこそこに
おやっとさぁ鹿児島お疲れ様
なんくるないさ沖縄何とかなるさ

君:いろんな事にパッと気づかされるわね。
私:そう、一読しただけで気づかされる。情報の宝庫だ。
君:簡単に列挙してね。
私:はいはい。
★戦前戦後あたりの伝統方言に比し、新方言・若者言葉の進出が目覚ましい
★隣県にまたがる方言が散見され、方言圏の拡大が著しい
★三河方言「じゃん・だら・りん」が実は神奈川方言になっているのは驚き
★飛騨方言の女言葉「やよ」が平成あたりに「やお」に音韻変化したが、既に岐阜県全域を席巻している
★文末詞が断トツで多い
★続いて副詞、感動詞、挨拶言葉、形容詞などが多い
★変わった所では東京・高知などの罵詈雑言
★筆者としては熊本の擬態語がどうにも理解不可能、熊本県民の皆様、ごめんなさい

君:岐阜の「やお」はとっても素敵な言葉やお。
私:一昔前、つまりは昭和の時代、つまり君も僕も子供の頃は「素敵な言葉やよ」と言っていたのにね。つまりは今回のソニー損保情報は、ひとつにはしぶとく生き残る伝統方言がある一方、突然に生まれて爆発的に人気を得る方言もある、という事を君と僕に教えてくれる。
君:ほほほ、国語研もソニー損保にしてやられたわね。
私:本当にそう思うな。実はこういった仕事って国のお仕事、つまりは文化庁のお仕事のような気もするね。方言というのは日本語文化そのものなのだからねぇ。それはともかく、今後もソニー損保情報は目が離せない。
君:そうやお。ほほほ

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