飛騨方言では河童のことを、がおろ、があらんべ、といいます。
下呂では、があらんべ、その他の地域では、がおろ、のようです。
言葉の意味ですが、がおろ、は河郎が訛ったもの、があらんべ、はかわらのわらべ、が訛った言葉のようです。
ところで雌のガオロ、大人のガアランベ、は果たして飛騨にいるのでしょうか。
私は、実は河童をいちども見た事がなく、従って、飛騨には雄で子供の河童しかいないような気がするのです。
そうしますと、ガオロ、ガアランベ、という飛騨俚諺が理屈にあいます。
従ってもし、飛騨に雌の河童がいるとすれば、がおこ(河子)、がおよ(河代)、がおな(河奈)、などと呼べばいいのでしょうか、
えい面倒くさい、オスもメスも、ガオル、ではどうでしょうか。
またもし、飛騨に大人の河童がいるとしたら、があらんな(河大人)、ではどうでしょう。
そして、じいさんの河童は、があや(河爺)、ばあさんの河童は、があば(河婆)、ではどうでしょう。
また、飛騨方言では、赤ちゃんは、ぼぼ、です。赤ちゃんを見に行く事を、ぼぼみ、というのです。
サルの赤ちゃん人形はサルボボ人形といって飛騨の観光みやげの代表です。
従って河童の赤ちゃんももしいるとすれば、があぼぼ、あるいは、があらぼ、で決まり。
以上、佐七なりに大真面目に考えてみました。
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