大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

泣かいで・・泣けて泣けてしょうがない話
男やろ、女・子供を泣かいでどうする。男も人間や、泣かいでか。

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"泣かいで"という飛騨方言の言い回しを少しひねってみました。

さて、共通語では、泣く、が自動詞で、泣かせる、ないし、泣かす、が他動詞ですが、 飛騨方言では "す" で終わる動詞がイ音便化するのが普通です。 飛騨方言の動詞活用におけるサ行イ音便に説明があります。 ですから、"男やろ、女・子供を泣かいでどうする。" の意味は
(フェミニスト佐七曰く)"男だろ。女・子供を泣かせてどうする。(泣かせちゃだめじゃないか。)"
という意味になります。

ついで、"男も人間や、泣かいでか。"の説明ですが、いで(飛騨方言助詞)に説明しての通り、 泣かいでか、は、泣かずしておらりょうか、の意味なのです。従って共通語の意味は、
(泣き虫佐七曰く)"男だって女性・子供と同じく人間です。泣かないでおられましょうか。(うえーん。)"
という意味になります。あれえ、俺としたことがみっともねえ、御免よ。

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