表題ですが、現在はブログが花盛りで相当数の方々が
飛騨の旅行記を書かれます。
旅行中に幾つかの飛騨方言が心に留まり、
そして多くのブログには飛騨方言は関西風であったとお書きです。
それでも実は世の中には、
えっ、飛騨方言ってのがあるんですか!?
という方も多く、やはりブログにわさわわざ、
飛騨方言を発見しました、と書かれる方は
旅行の前には飛騨方言をご存知なかったのでしょう。
そして、その第一印象は関西風であると。
筆者は思わず考え込んでしまいます。
つまりは飛騨方言の特徴をたった一言で言いますと、
確かに文法は関西風ですがアクセントが実は純東京式です。
ですからブログに飛騨方言は関西風である、とお書きになる事は
あながち間違いとはいえないのです。
ただし、字句、つまりは文法が
似ている点においてのみ。
ところが飛騨方言が畿内方言と似ても似つかぬ点はアクセントです。
旅行者の方が飛騨人の飛騨方言丸出しをじいっと聞いてくださいますれば
そのアクセントが純東京式である事に驚かれる事を期待したいのですが、
でも実際には難しい事なのでしょう。
旅行者の方の心に残るのは字句のみです。
日本語のアクセントは東京式が当たり前ゆえ飛騨方言の
アクセントの特徴は一切、心に残らないのです。
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