大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

聴覚の疲労

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私:先ほどは面白いサイトを発見。you-tube のTEDは恒常的に視聴しているが、言語学の入門コースという事で、Playing With Language(TED-Ed)という特設コーナーがある事を知った。TED そのものはマニアックな番組で、然も一本の動画が一時間近いので講演を冗長に感ずる聴衆もいらっしゃるのでは。
君:言語学の入門と表題、聴覚の疲労、はどう結びつくのかしら。
私:聴く以上は一言も聞き漏らさず、全神経を集中して聴いてほしい。ただし、脳の疲労という事があるので、何時間も聴き続ける事はむしろ効果的学習法とは言えない。日本人が英語を真剣に聴くとなると、やはり数分か数十分が限度だろう、というお話。
君:でもハリウッド映画で二時間物を観る事もあるわよ。
私:講演とは違って、シームレスな会話ではないでしょう。身体部分はすべからく長く使用していると病気になってしまう。ロック難聴という言葉がある。やかましい音楽を四六時中、聴いていると誰でも晩年には難聴になってしまうんだ。非再生組織たる内耳の有毛細胞が破壊されてしまう病気だ。人間の一生を考えると、音楽も含めて何かを聴いてよい時間は有限であるという事。
君:人間は何も聞かないで人生の半分を寝ているわよ。
私:いや、寝ていようが起きていようが、音の情報は一次聴覚野に筒抜けの状態で入ってくる。その一方、人が何かを聴いて知識とするためには覚醒状態で全神経を集中している事が必須。つまりは英語の聞き流しは英語習得に全く役立たないどころか、耳の健康に対しては有害である、というのが今日の結論。
君:わからない訳ではないわね。音楽を聴きながらの、ながら勉強もNGね。
私:その通り。音楽を聴くときは全神経を音楽に集中する事が肝要。人間の脳は二つの事を同時に処理するようには作られていないんだ。特に言語の場合は聴覚野は当然として、脳全体の仕事になるのだから。ただし、読書とか、ものを書くとかは何時間やっても構わない。体に害がある、つまりは病気になってしまう、つまりは医学的によくないのは音楽であれなかれ、何時間も黙々と聴き続ける事。
君:皆様、通学とか通勤とかで、語学とか音楽とは、ずうっと聴き続けていらっしゃるわよ。
私:医学的には決して良くない。僕はBGMは大嫌いだ。逆に、大好きなのが静寂な図書館。
君:それと佐七の大好きなものはひそひそ話ね。ところでBGMですら将来は難聴になっちゃうのね。やれやれ、音楽好きも考え物ね。特にロックは。それに、通学や通勤では耳栓をして読書をしたほうがよさそうね。ほほほ

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