大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

まずは英語

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私:マルチリンガルは脳の発達に有利らしい。日本人の子供が英語を学ぶのは当然として、韓国語でも、中国語でも、どんどん学べばいいだろう。
君:そんな荒唐無稽な観念論ではなくて、現実的には日本語と英語の二つよ。受験科目である事だし。
私:勿論だ。サイエンスにこんな記事がある。Links that speak: The global language network and its association with global fame

君:意味を一言で説明してね。
私:日本は翻訳大国とか言われるが、事実はそうではない。ユネスコに登録されている220万冊以上の翻訳データベースを可視化した一枚の絵だ。英語がフランス語、ドイツ語、スペイン語に翻訳されているのが世界の現状。続いては英語の日本語訳が多いが、日本は決して翻訳大国ではない。日本語がどれほど各国語に翻訳されているかといえば、お寒い限りというか、ゼロに近い。絵を見ると、翻訳という世界では英語が最大の輸出言語であり、輸入言語である。日本対外国という視点でとらえてみれば、日本語は英語の邦訳にのみ頼っている。日本語の輸出先(翻訳先)は、英語・フランス語・中国語の三つの言語圏だけのようだ。
君:当たり前とは言え、一枚の絵というのは説得力があるわね。
私:当サイトは日本の読者様だけを対象として、世界に情報発信している。
君:飛騨方言を世界に発信しても仕方ないわよ。
私:数えるほどの人からだが、外国人からメールを頂戴した事がある。当サイトは東南アジアの人々に読まれている事が判明した。
君:憧れの国・日本、憧れのことば・日本語といったところかしらね。
私:日本で看護師として働くために日本語を真摯に学んでいる人は多い。日本語能力試験でN1に合格しないと、受験資格が得られない。
君:全部の漢字を覚えないといけないので大変ね。
私:その通り。当たり前だが、電子カルテは漢字だからね。日本は世界に冠たる漢字大国だ。
君:日本のお医者様が米国で働く事もあるかしら。
私:米国は開かれた国。米国の医師国家試験に相当するものに合格すると、研修医のマッチングに挑戦する資格が得られる。
君:環境はあるのね。
私:英語の教科書はアマゾンで手に入るし、日常会話はネットその他による英語漬け生活でなんとかなるだろうね。一番に必要なのが動機付けだろう。何が何でも日本を飛び出してみたいという気持ちがないとダメ。
君:大西村に生まれ育ち、濃尾平野に飛び出して、今は外から村の言葉を眺めているのね。
私:正にその通り。蛇足ながら、米国での医師生活というものを決心したのが高2、実現したのが33歳。16年かかりました。28歳で婚約した時の決め台詞が、君を必ずアメリカに連れていく。人生に必要なもの、それはガッツ。
君:そうやって宣言して自分自身を励ましたのね。ほほほ

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