大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 音声学 |
音声学とは |
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私:音韻学ともなると国語学そのものという感じで、古典文法、日本語の歴史などが基礎知識になると思うけれど、音声学というものは声というものは如何に発せられ、如何に空気中を伝搬し、如何に耳から脳に伝わり処理されるのかを考える学問なので、きれいに三分類できる。各々を調音音声学、音響音声学、聴覚音声学というんだ。 君:音響、聴覚、この二語については異論がないとして、調音という言葉が問題よね。 私:そうだね。発音という言葉のほうがしっくりくるが、慣用的に調音。また、調音は音楽で楽器の音を合わせる事、つまり調律の同意語でもあるので、紛らわしい。楽器の音合わせの事も調音音声学といえなくもないね。 君:英語の訳なんでしょ。 私:調音は articulation で、発音は phonation。両者は意味が違う。調音は口から出てくる全ての音、発音は調音の一部で、そのなかでも言語として表記できるもの。 君:わざとのしわぶきとか、せきとか、全て調音なのね。これも言語的に意味を持つことがあるわね。ほほほ 私:音響については、最近の人工の言葉、AI音声の発達は目覚ましいものがある。 君:聴覚は老人が寧ろ問題ね。 私:その通り。聞きにくいし、聞き間違える。だから方言が生まれる。 君:調音に問題のある乳幼児も、あっという間に正しくできるようになるものね。ほほほ |
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