大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
語法における句・節の意味 |
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私:ここのセクションは飛騨方言を品詞分解して解析する場ではなく、その逆で、品詞を統合して意味を考える場だ。つまりは句と節の問題を扱いたい。 君:まずは言葉の説明ね。 私:ぶっちゃけ、英語 phrase clause と同じに考えていいんじゃないかな。複数単語を含み特定の意味を持つもので、主語・述語関係があれば節、なければ句。節は文章構造を持つので句より独立性が高い。というか、会話においては節だけでも話が通じるだろう。文章の一部分を形成するのが従属節で(例、それは星がきれいな夜でした)、そうでないのが対立節(星が輝くが、僕は寂しい)。従属節は主語節(書きかけた文を読み返した)、述語節(文章は僕が書いたんだよ)、連体修飾節(僕が書いた文章)、連用修飾節(僕は文が苦手で筆が進まない)、独立節(文を書いてから、休憩した)。ごちゃごちゃ書いたが、どうでもいい。要は句や節を省略して話すと俄然、方言らしくなるという事。 君:例は? 私:簡単やさ。 君:言ってみないよ(みなされよ)。 私:要は、そういうこっちゃさ。 君:皆さんにわからんながいな(わからないでしょう)。 私:主語節を省略したんやさ。 君:そんなら、述語節の省略の例は? 私:話題はそれ? 君:疑問文は、なるほど。 私:あなたは鋭い。 君:次は?ほほほ、疑問文。 私:という事で連体修飾節。 君:この会話、第三者には訳が分からなくて。 私:連用修飾節なのに。 君:飽きたのよ、という事で独立節。ほほほ |
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