大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

下さる・くださる

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私:本日は新たな発見。
君:発見とは大げさね。ちょっとした事なんでしょ?
私:まあ、そうだね。訂正する。ちょっと気づいた事がある。
君:表題の事ね。
私:そう。単独の動詞であれ複合動詞であれ、与える、の意味で用いる場合は[下さる]でいいのだが、補助動詞や方言文末詞の場合は平仮名表記が正しい。今までは無頓着で書いていた。学校教育を受けたのは遥か昔の事、大学に入学後は国語学は無視していたにも等しい。若い頃は英文の学術誌を書く事にやっきになっていたが、バイブルとなったのが The Chicago Manual of Style、理系の悲哀といった所だな。
君:ほほほ、ここは文系サイトというわけね。心理学というからには、それなりの思考プロセスがあったという事なんでしょ?
私:その通り。下なんて漢字は小学校低学年で学ぶ画数の少ない漢字だから、なるべく漢字表記すれはいいのだろうと考えていたね。実は間違いだった。それに本動詞が難しい漢字の場合は、例えば[褒める]、こちらをついつい平仮名表記にしていた。つまりは「お褒めくださる」が正しい表記だが、「おほめ」+「下さる」と書いてしまうとか。気を付けたほうがいいね。
君:方言は話し言葉であるとはいえ、サイトは文字情報なのだから正しい表記でなくちゃね。
私:まさにその通り。ネットの抜粋だが、平仮名で書くポイントは七つ。1.常用外漢字、2.形式名詞、3.接続詞、4.補助動詞、5.一部の動詞(ある、いる、できる、なる、わかる)、6.副助詞、7.副詞。
君:なるべく平仮名がいいのよ。 ほほほ

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