大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

大西佐七の古語辞典

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角川古語大辞典全五巻・・・ネット情報はここ、所蔵する図書館は少なく、本格的に古語の立場から方言を解釈したいお方には購入なさる事をお勧めいたします。定価が定価だけに、古本情報、ヤフオク情報などを小まめにチェックなさってチャンスを逃さない事ですね。細大漏らさず記載されていて、文例も豊富、言う事無しの辞典です。ただし相当のスペースが必要で、持ち運びには全く適しません。一般の古語辞典では記載が限られますので、何か調査漏れがあるのではと疑心暗鬼に陥らざるを得ませんが、この辞典さえあればそんな心配は無用です。
古語林、大修館書店
岩波古語辞典、補訂版
学研学習用例古語辞典改訂第三版コンパクト版
新明解古語辞典 三省堂、第三版
旺文社古語辞典 第九版
旺文社図解全訳古語辞典 初版2021/10/14・・・単語も、文法も、古文常識も、文学史も、オールカラーのイラスト・図表で、茜色や萌黄色は書かずもがな、わかり易い異色のビジュアル系とも言える辞典。
全訳基本古語辞典 三省堂、第三版
邦訳日葡(にっぽ)辞書、土井忠生・森田 武・長南 実 翻訳、岩波書店・・・中世の畿内方言についてポルトガル語表記、つまりは中世の音韻そのもので記載しているポルトガル・日本語辞書です。日本の方言の多くは中世の畿内方言との関わりの理解が無くしては不可能というものでしょう。つまりは本辞典は方言学を学ぶ者には必須の座右の書です。ポルトガル語の表記は英語の表記とは若干、異なりますが、どなた様もすぐに慣れます。買ったその日から大活躍する事、間違いなしの書です。
邦訳日葡(にっぽ)辞書索引、森田 武 編、岩波書店・・・邦訳日葡(にっぽ)辞書は当然ながらABC順の記載です。ところがポルトガル語のABCは英語とは明らかに異なります。そもそも葡語を知らない筆者が如く浅学の身には必須の索引書です。つまりこの本は葡語を知らない方が日葡辞書を逆引きするための辞書です。語学の達人以外は購入されても後悔なさる事はないと信じます。   
言海、ちくま学芸文庫、明治三十七年版の復刻版 近世・近代の語彙を記したわが国初の国語辞典
新訂 大言海、冨山房、1968年(昭和43年) 昭和初期あたりの日本語語彙
東條操編、標準語引分類方言辞典、東京堂出版、三十版
物類称呼、岩波文庫、初版 1941年 江戸時代の俳人吾山が諸国の方言を記した書です。原本は京都大学などが所蔵していらっしゃるようですが、戦前に全訳を岩波書店が出版、戦後も版を重ねており、方言研究家に広く読まれた書物のようです。残念ながら絶版、Amazon.com・古書扱い店等を探訪されたし(I did it.)。

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