大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
大西佐七文庫所蔵の飛騨方言資料、イラスト他 |
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この手の出版は皆無に近いような気がしますが、国際観光都市・高山ならでは、という事でも土産物店な方言グッズとして販売されている可能性があると思います。まずは以下の本の紹介です。 ひだのしゃべりことば −飛騨の言葉は、ステキなんやさな- /大森貴絵/プリーツ出版・・・最近、ネット検索で見つけました。購入先はこちら。代表的な飛騨方言について会話形式にて彩色イラスト付きで表現、飛騨方言を理解しない方にも全訳並びに解説文が添えてあります。表紙、裏表紙含め全ページがイラスト尽くめで、メルヘンチック、絵本的な本です。紙が厚く、長期使用に耐える、就学前の子供の平仮名教育にもうってつけの本です。 (飛騨方言の)じてんやよ ひだのことばじてん/大森貴絵/プリーツ出版・・・購入先はこちら。出版社の第二弾。基本的には前作を踏襲し、心温まるイラスト満載。語彙が増え、あいうえお順です。前作と異なり漢字すべてに平仮名ルビがあり、幼児・児童向け内容ですが、分量からすると対象は小学校低学年。 (飛騨方言)水墨画集・いろは歳時記、岩島周一、自費出版、2刷・・・飛騨方言の俳句、及びその脚注と水墨画集、絶版に付き古書出版ないし図書館情報をあたられたし。飛騨方言の戦前の音韻が満載にて研究資料としては超一級です。絵は人の心をいやす素朴な内容です。 (飛騨方言)版画集・いろは歳時記、岩島周一、自費出版、3刷・・・飛騨方言の俳句、及びその脚注と版画集、絶版に付き古書出版ないし図書館情報をあたられたし。飛騨方言の戦前の音韻が満載にて研究資料としては超一級です。画は人の心をいやす素朴な内容です。 木村裕一、きむら式童話のつくり方、講談社現代新書、2刷・・・童話作家を目指す人への指南本、入門書。たかが童話と侮るなかれ、たかが童話されど童話です。著者は多摩美卒にて「あらしのよるに」シリーズのミリオンセラー童話作家。この書で絶対書ける方法を余すところなく伝授、設定、構成、文、本当に面白いか、等々、知ると知らないでは大違いです。更には踏み込んでトレーニングルームの章では、メモ法、発想法、キャラ&プロット、書き方に至るまでを公開。「(本文より)安っぽいお子様ランチを作るつもりで作ったら童話はいいものは書けない。書いているのは大人なのだ。大人の僕が自分の日常の中で真剣に感動したり発見したもの。それらに正面から取り組んでお話を作り、最後にそれを子供にもわかるような文字と文を探して表現する。それは本物の良いステーキを子供の口に合うように小さく切ってあげるようなものだ。本物のステーキの味をちゃんと子供にも与えるのが本来の童話だと思う。」 |
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