大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

飛州志の語彙

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私:飛州志だが江戸時代の飛騨方言を記載したもの、飛騨方言の超一級資料・約百ほどの飛騨俚言。飛州志の語彙
君:実際は「でかい」についての記事ばかり。あなた、余程、この言葉に魅了されたのね。
私:へえ、日本語の歴史にはこんな面白い話があったのかと感心させられる。
君:飛州志よりもっと凄い方言資料があるわよ。安土桃山時代の日葡辞書、つまりは当時の畿内方言を記載したこの分厚い辞書は何個の語彙だと思っているの?
私:日葡辞書は見出し語数は約33,000語と、当時の日本語辞書・ポルトガル語辞書に於いても他に類を見ない規模となっている。やはりこれが日本最大の中世の方言辞典というべきか。
君:日葡辞書に比べたら飛州志のスケールの小さい事。
私:いや、スケールではない。飛州志は飛騨方言に特化しているという意味では、日葡辞書の比ではない。
君:でも現代語の飛騨方言は圧倒的に日葡辞書との共通語彙が多いのよね。
私:その通り。飛州志の語彙は大半が既に死語、つまりノスタルジア。
君:だから猶更の事、左七君は、全国制覇をなした飛騨方言・生きた現代語「でかい」、に舞い上がってしまうのよね。ほほほ

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