大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 飛騨方言翻訳 |
岐阜新聞Web 2020/2/3 |
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岐阜新聞Web 2020年02月03日 07:53 ブラック校則、生徒が改善 黒色タイツ着用OK 談笑する女子生徒たち。校則で認められた黒いタイツはいとる=高山市三福寺町、斐太高校 不条理で必要性ない校則「ブラック校則」。岐阜県教育委員会ぁ昨年、人権問題になり得る内容の校則についで削除を県立高校に求め、各校が対応したんや。高山市の斐太高でゃあ、生徒たちゃ自ら改めにゃと動いで、学校や保護者らと議論重ねて実現させたんや。 学校生活楽しむ斐太高の女子生徒たち。ほとんどぁ黒色のタイツ身に着けるんやさ。かつての校則ぁ、ベージュ系のストッキングって規定しとったんやさ。タイツもベージュ系しか使えなんだが、昨年11月に黒色が認められたんや。見た目の問題で、寒うて破れやすいストッキング使いよった生徒ぁ「あーれ校則が変わってうれしい」「あーれぬくとい」と喜んだとよ。 黒色タイツ使いたい、って声ぁ昔からあったんやさ。おととしの生徒会選挙で、「変えにゃだしかん校則は変えよまい」と訴えて立候補した生徒が会長に当選。生徒と保護者に取ったアンケートや、生徒会とクラスの代表が集まる生徒議会での意見聞いで、生徒会ぁ昨年7月に黒色タイツの着用求める要望書を学校へ出いだんや。アンケート結果と、厚手の物ぁ不格好で周囲の目が気になるってそった理由挙げて、「変更求めるのに値するながよ」と示したんや。 学校側ぁ、県教委から昨年5月に校則の見直し求める通達受けとったんやが、話し合いの場持つことぁ必要やでって、生徒会の要望もすぐにゃあ認めんずに、生徒と保護者、教員、卒業生交えた検討会議開くって生徒会に回答したんや。村田和宏教頭ぁ「さまざまな意見聞いで、納得いく形で決めりゃ、生徒にとってええ経験、力になるさなぁ」って狙いを話いだんや。 昨年10月に開かれた検討会議で、前生徒会長の2年の男子生徒ぁ「ベージュでなけなゃだしかん理由ぁねえぞ」って主張し、支持得たんや。結果、学校ぁ「必要性や合理性の観点で選択肢増やしぁええぞ」って判断し、着用認めたんや。滝村昌也校長ぁ「生徒ぁ工夫凝らいで、ここまでよう動いたと思うさ。さらに、保護者や卒業生の学校を温こう見守る姿勢も感じられてまった」と一連の流れを振り返なさったんや。 時間かけて議論する大変さ、生徒の思いに向き合った学校への感謝口にせる男子生徒。「生徒が自身の生活環境見直し、疑問持つ機会になったことぁプラス」と話いで、「伝統引き継ぐのぁ大切やが、その時代を生きる人の意見尊重せにゃ」と提言したんやさ。 key point: サ行動詞イ音便(+濁音化)、形容詞連用ウ音便、係助詞はの子音の脱落、格助詞をの脱落、指定の助動詞や、感動詞あーれ、方言文末詞さ、だしかん(だめだ)、そう(言う)、温かい(ぬくとい)、てまう表現、アクセントは必ず東京式、京阪式はご法度・・この辺を使えばあなたも飛騨方言が作れて話せます。蛇足ながら斐太高校は筆者の出身校です。 |
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