大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 飛騨方言 You Tube Contents |
梨央が好きやよ |
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私:表題だが、どう思う。 君:飛騨方言ね。 私:その通り。つい先ほど、五分前に知った。確かに飛騨方言だ。ネット検索でヒットした。 君:ほほほ、ネタ探しね。 私:まあね。寝る前に何か書こうと思って。 君:情報を手短にね。 私:うん。金曜ドラマ『最愛』|TBSテレビもをキーワードに情報が出てくるが、サスペンス。最愛:“大輝”松下洸平の「好きやよ」に反響 「破壊力が半端なかった」の通りだが、松下洸平の台詞「好きやよ」が胸キューンの言い方で大好評、方言男子として脚光を浴びているというもの。 君:貴方の評価はどうなの。 私:予告編等、当該の台詞が無いか、これも調べた。 君:ほほほ、確かに。「梨央が好きやよ」、よかったじゃない、飛騨方言が出てきて。 私:TBSスパークルの制作となっていた。TBSホールディングスの連結子会社だそうだ。僕はあまりハッピーじゃない。 君:ほほほ、わかるわよ貴方の気持ち。だって、これは女の子が男の子に言う言葉ですものね。 私:正にその通り。女房詞だ。最近の飛騨の若者の言葉を僕がどこまで知っているかと言えば、勿論、答えは否だが、戦後あたりまでの伝統的飛騨方言という事でお話しさせていただくならば、女なら「好きやよ」、男なら「好きやぞ」。はっきりとしたジェンダー語だ。男女共通で使えるのが「好きやさ」。 君:語源は? 私:明治、昭和あたりは「好きじゃ」。つまりは語源は「好きであり」、これに足すことの女言葉をあらわす「よ」ないし男言葉をあらわす「ぞ」を付ける。共通語で「行くわよ・行くぞ」と言うのと同じ文法。僕としては男が「好きやよ」と発するのは、男のくせに「さあ、行くわよ」と言うのと同じ程度に滑稽としか感じられない。ドラマはドラマ、これは、「ニセ方言」という学術語があるくらいで、学術的には全くの無価値の作品だ。 君:ほほほ、そう目くじらを立てなくても。 私:TBSスパークル様におかれましては、貴重な話題を提供してくださった事をこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。 君:およしなさいな。そういうのを慇懃無礼というのよ。 私:おう、TBSスパークルの野郎、いい気になりやがって、変な飛騨方言で作品を作るんじゃねえ。ちゃーんと方言の考証をしろってんでえ。 君:あらあら、ごめんなさいませね、TBSスパークル様。決して、他意はございません。お宅様はサスペンスのようでございますが、当サイトはエンタメでございますのよ、どうか、大人のお気持ちになってお許しくださいませね。私からは佐七によくよく諭しておきますので。ペコッ |
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