大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 飛騨方言 You Tube Contents

飛騨人ファンク(DAG.BAND)

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私:久しぶり、you tube content を発見。飛騨方言によるラップ。

君:歌のタイトルが「飛騨人ファンク」ね。
私:Dag Force presents Force Sound Jam. --- という事で、バンド名は Dag Force という事らしい。
君:歌詞の内容を簡単にお願いね。
私:僕は飛騨弁ネイティブなので歌詞は簡単に聞き取れる。一言で言うと代表的な飛騨方言の言い回しのオンパレード。
君:会場は東京のようだけれど、飛騨から上京した人達のバンドなのね。
私:そういう事のようだ。聴衆が全員とも飛騨出身者とは限らない。むしろそうではない、という事かもね。
君:つまりは、実は僕(達)は飛騨の出身です、というアピールで突然に歌いだした曲なのね。
私:多分ね。但し、歌詞だけは少なくとも前日までには練って考えていたという事じゃないのかな。如何に飛騨弁ネイティブでも即興では歌えないと思う。
君:ラップはリズムなので、なにか言いたい事あるでしょ。
私:うん。日本語のラップという事だね。日本語の最小語条件、つまりは2モーラ(2拍)を基本とする事、これが大原則。若し奇数拍の飛騨方言語彙があれば休拍をひとつ入れて偶数拍にすれば解決する。然も4/4拍子が基本でしょ。ラップはリズム、従ってワルツは不可。
君:例えば?
私:はんちくたい(くやしい)、これは六拍、全てのモーラを半拍とし、つまり3拍で歌って休拍をひとつ入れる、これで4拍になる。
君:ほほほ、「はんたくたいんや」これなら全てのモーラを半拍とした場合、フレーズは4拍になるわよ。
私:そう。「はんたくたいんやさ」これなども、短呼化と休拍を入れてうまく歌いこむことができる。種明かしにはなるが、実際には「はんちくてーな」と歌いこんでいて、長音化を活用して日本語の最小語条件を満たしている。
君:やはり若しかして即興曲かもしれないわよ。 ほほほ

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