大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 心の旅路 |
青森 つんするままど、ストーブのすみ、どさあるば? |
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私:さきほどネットで拾った。ツイッター、まいどなニュース。2022/3/5 13時間前。二万人がイイネ。 君:簡単に説明してね。 私:青森県のコンビニで外国人の店員がおじいちゃんを応対。おっしゃる意味が分からずたじろいでいるのを客の一人が共通語に翻訳してあげた、という記事。意味は「チンするご飯とストーブ用の乾電池はどこにありますか?」。「つんするまま」、これは約半数がわかったそうだ。「どさあるば?」も約半数が正解。ただし「すみ」を「炭」の事かと勘違いする読者が大半で、「すみ」の正解率はゼロに近かったそうな。 君:ストーブなら槙ね。火鉢なら炭でいいけど、確かにストーブに炭は理屈に合わないわ。 私:大急ぎで「すみ(=乾電池)」という方言についてネット検索したら、津軽と茨城からの発信。それに各種のネット辞典も調べて、語源も突き止めたぞ。がはは 君:へえ、答えは? 私:やはり「すみ(=乾電池)」の語源は炭だ。理屈はこう。乾電池は棒電池ともいう。炭は棒の形をしている。しかも乾電池も炭も共にエネルギーの塊。従って乾電池の事を炭というようになったんだよ。言わば隠語・アルゴ。argot, i.e., words and expressions that are used by small groups of people and that are not easily understood by other people 君:なるほど。隠語が判らなくてもあまり落ち込む必要はなさそうね。それにしても二万人のイイネも凄い数字だし、「つんするまま」と「どさあるば」については半数近くが正解だったというのも凄いわ。 |
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