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文責  山本内科耳鼻科院長 山本秀平 (2003/12/16)


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日立メディカルコンピュータの Medical-8/HX を使用して四年になります。 朝から深夜まで、入力の毎日で、ソフトの欠点について考えている事が蓄積してまいりました。問題提起したいのは第一にソフトの仕様の論理的な間違いという点です。

このページはどなたが閲覧されても構いません。日々入力してみえる事務の方、日立本社で開発に携わってみえる方、各支店の営業の方、 特にインストラクターの方、支払い基金及び国保連合会で審査にあたってみえる諸先生方などにご一読していただく事を期待します。

勿論、このホームページを立ち上げる前に、既に日立さんには文章、メール、さらには営業の方に直接、説明して 会社の見解を求めているのですが、未だに公式に、あるいは非公式に何の返事も来ていない事を申し添えます。

日立の社員の皆様へ、私こと、このホームページは決して貴社を誹謗、中傷する意図の元に開設したわけではございません。 この四年間に入力、見直し修正を毎日こつこつ行いました。 月に千人、数日、通院されると仮定しても、この間の私の入力延べ人数は二十万回に及びます。 この回数だけは貴社のどのインストラクターの方にも絶対に負けません。 とにかく私は貴社製品を愛顧したと言えましょう。


追記 (2004/1/22)
本日ですが、事前に連絡がありましたが日立メディカルコンピュータの担当者の方が当院を訪問されました。 私の以下の主張に対して主張は尤もとのご返事を直接いただいた次第です。 社としてはウインドウズ版にて既に対応しているので、 Medical-8/HX についてはこのままで勘弁して欲しいとの事です。 どう思われますか、国民の皆さん。

●前回doで再診料はコピーせず、初診料はコピーしてしまう

前回doをするのに、初診料はコピーしますが、最診料はコピーしません。これが大変に困った仕様です。 内科はいうに及ばず、どの科でも実際には再診の方がほとんど、初診は少数派です。 つまり、前回do機能を使う限り、前回も今回も初診の場合に限って機能が有効ですが、極めて稀な事ですので 大半の場合は、前回do機能を使用する時には必ず再診料を忘れずに入力せねばならないという狂った仕様に なっています。実害も出ています。会計が間違った事に加え、そのまま保険請求したものですから実日数がゼロ となり返戻となってしまいました。

それでも実は数年前までのソフトは正しく対応していたのです。 法律の改正により再診料は一回目、二回目、三・四回目、五回目以降と細かく算定されるようになりました。 それに伴い前回do機能から再診料のコピー機能がはずされました。 前回は何回目だから今回は何回目という自動判断する事のプログラム開発ができなかったという事でしょう。 ところが法律の再改正により、再び再診料は回数に限らず一律となり現在にいたっていますが、法律が以前の ルールに戻ったのだから、プログラムも以前のプログラム、つまり前回doで再診料をコピーする機能のプログラム に戻せばよかったのです。 がしかし、日立はプログラムの変更はせず、私の質問の返答もしていません。日立さん、答えてください。

●保険者名がマスター管理されていません !!

信じられない話ですが、日立さんでは保険組合名がマスター管理されていません。 本当です。 当然ながら、市町村合併、会社統廃合などにより国保も、社保も保険組合名が変わり得ます。 か、しかし現行の仕様では保険組合名は変らないものとして設計されています。

従いまして、保険組合名が変更になった場合に本当に困ってしまうのです。 日立さんでは薬価などについては他社仕様と同じくマスター管理されており、定義個所一箇所を変更しさえすれば当月の全患者について薬価などは自動的に正しく変更されます。 ところが、保険組合名ではそうなっていないので、狂った仕様です。 私にとってせめてもの救いは紙レセ、レセ電請求に保険組合名を明記しなくても良い点です。 これにより実害は出ていませんが当院では今は、保険組合名、電話番号は一切、入力しない事にしています。

具体的に申しますと、日立さんのプログラムでは、 (1)新患の方など保険組合名の入力場所がブランクである場合、保険組合番号を入力しますと組合番号に基づいたマスターのデータが呼び込まれますが、 既に何かデータが書き込まれている場合はその既に書き込まれているデータが優先されてマスターファイルのデータとは置換されない事になっています。 更にはご丁寧にも(2)頭書きの個所で書いたデータがマスターのデータと置換される、つまり頭書きの個所でマスターをエディットできるようになっています。

例えば私ども可児市(211052)がある日多治見市と合併し211052が多治見市となった場合、 まっとうなプログラムならばマスターファイルの211052を可児市から多治見市に変えるという一回だけの作業で済むのですが、 馬鹿丁寧にも上記の(1)、(2)の仕様としてしまったためにいちいちひとりひとりの対象患者さんに対して可児市から多治見市に変える作業が必要となっています。

ある211052の患者さんが来る、211052は可児市なので頭書きの個所で可児市を多治見市に変える (いくらあらかじめマスターを可児市を多治見市に変えていても既に可児市が入力されている人なので自動的に多治見市に変わってくれない)、 そうするとマスターは可児市から多治見市に変わった、次の211052の患者さんが来る、 やはり自動的に変わらないのでやむなく可児市を多治見市に変える... という事の繰り返しです。

私がこのソフトの欠陥に気づいたのは導入当初、頭書きの修正作業をしても、すなわちマスター一箇所さえ変えればすべての対象者がそのように変えられなければならないのに、 入力していたデータが次々と消えていったからです。そして何故そんな事が起きるのかハタと理解できました。

この点につきましては、直ちに日立さんにプログラムを修正するようにと手紙を書きました。 社の説明はこうでした。日立は頭書きは元々 one time only で登録するというコンセプトである、保険が変れば別人として一人が新旧二つの頭書きを持ち、別人とすればよいではないかと。 貴方の使い方は特殊な使い方であると。

なるほどそうです、がしかし、市町村合併のように保険者病名そのものが変更になったらどうするのですかと、上記の実例で示しました。 この時点で社もさすがに事の重大さに気づいた次第です。 そして小生の主張は全面的に認められ、早速にプログラムは修正され、当院には通知され、新プログラムが納品されました。 おそらく他の医療機関への対応としては改定時に人知れずひっそりとバージョンアップされたのでしょうか。リコール隠しをされたのでしょうか。

しかし、これがまた更に新たな混乱を招きました。 保険者番号、保険者名、保険者電話番号、保険者住所の四者は一対のものですが、上記の修正は保険者名を保険者番号にあわせるだけの修正だったのです。そして今日に至っています。 結局、電話番号、住所の管理は当初のロジックのままでした。 つまり新たな混乱というのは、保険者名が変れば、あるいは住所、電話が変れば、或いは再診の方が社保から国保、国保から社保、はたまた社保間、あるいは国保間で、 とにかく保険が変ればカルテ一号紙に印刷される、住所も電話番号も全てでたらめというソフトになりはててしまいました。 唯一、私の救いは保険番号さえ間違えなければ保険請求が出来る点だけです。 これじゃ悲しいじゃ有りませんか、皆さん。

ここに至り、当院では保険者名も、電話も、住所も入力するのを止めました。くどいと思われるかもしれませんが、これは明らかにソフトの論理のあやまりです。 マスターを一回替えさえすればすべて対象患者の当該個所は開いた時点で置き換えられるべきでしょう。 また、マスターファイルの編集個所は一箇所とするのが一番安全です。 即ち頭書きの個所でマスターのエディットはすべきではありません。 更にはマスターをかえたら、修正していない大多数の患者に対して全患者を対象とした一括変換プログラムも作るべきでしょう。 これについても日立さんに文書を書きましたが、残念ながら何の返事もいただいていません。


●主病名を複数回、間違って入力しても警告しない !!

これについても日立さんからは返事がないのです。 主病名という以上、複数回、入力してしまうのは明らかなあやまりと言えましょう。主病名は一個でなくてはいけません。

ところで日立さんでは主病名は赤く表示する機能となっています。だからいいじゃないかと日立さんはおっしゃりたいのでしょうか。 赤く表示されている病名の数を数えなさい、単数ならよし、複数ならどれかを消して単数になるまで自分でおやりなさい、と日立さんは言われるのでしょうか。


●日付の入力フィールドで32から99までの日付として はありえない数字を受け付けてしまう !!

病名修正画面にこの問題があります。日付としてありえない数字を絶対に受け付けてはいけません。 診察日以外に例えば、治癒としたい事も実はありますので、 修正日付の入力フィールドを診察日にのみ限るというように厳格なプログラムにしてしまいますと かえって使い勝手が悪くなりますので、取りあえずは

小の月は30までの数字を受け付ける
大の月は31までの数字を受け付ける

というようにプログラムを改良するべきでしょう。


●日付の入力フィールドで年としてはありえない数字を受け付けてしまう !!

病名修正画面にあるもう一つの困った問題です。来年、あるいは十年後の病名の入力が可能という、 なんともはや悲しくなる設計です。しかも話はまだ続きます、続きは以下に。


●日付の入力フィールドでありえない元号を受け付けてしまう !!

日立さんの年号管理は独特です。 ユーザーに年号入力は要求せず、参照別テーブルを用いて自動判断します。 間違って本年より大きい数字を入力すると、突然、平成が昭和になるという怖い設定になっています。 当院でもかつては気づかず保険請求し、返戻されるという被害によくあいました。 従いまして当院では現在、年の厳密な事前チェックをしています。 せざるを得ません。

確かに本年よりも大きい数字を間違って入力する事は入力者の初歩的ミスです。 その数字をよりによって日立さんが昭和と判断するのは初歩的ミス以前の問題です。 明らかな誤りといえましょう。 ところで、日立さん。元号が変る年はどうせよというのでしょう。


●転帰日が開始日より以前の日でも受け付けてしまう !!

病名入力画面に実はもう一箇所ある困った問題です。 開始日より若い転帰日というものはありえません。 間違い発生源でただちにビープする仕様にする事が望まれます。


●入力画面の上下スクロールがキーの機能と逆の機能になっている !!

画面に収まりきらない入力画面の上下を見たい時にはページアップないしダウンのキーを押しますが、 これが一般ビジネスソフトの仕様、つまり世間の常識、の正反対になっています。 つまり、日立では上を見たいときは下向きのキーを押す、下を見たいときは上向きのキーを押す使用になっているのです。 日立さん、説明してください。


●修正画面において画面に収まりきらない画面の場合、最下段を優先して表示される !!

これも完全に狂った仕様です。 ワープロソフトですが、既存の文章を開くのに文章の最後を優先して開くソフトがあるでしょうか。 必ず、文章のスタートがまず表示されます。 文章を開くのに文末になにを書いたか気になって開く人はいないはずです。 大半の人が開く以上は通読して、しかる場所を修正します。

レセコンもこれと全く同じです。 以前の全入力をざっとながめてから、つまり画面のスタートから終わりまでスクロールしてから修正作業です。 というより、ざっとながめないと然るべき修正個所が特定できないのです。 最後に何を入力したのか気になるので修正画面を開くという事は現実にはありません。

が、しかし、現行の仕様ではそのようには設計されていません。 現行の仕様では画面に収まりきる入力画面の場合は、この仕様でも実害はないのですが、 収まりきらない画面の場合は入力スタート画面に到達するために必ずスクロールキーを押さねばなりません。


●病名画面は複数端末から同時にアクセス出来てしまいます !!

これも完全に狂った仕様です。 本来ならば一つの端末で病名入力中は他の端末でのその患者さんの病名入力を禁止し、排他的におこなわなければなりませんが、そのような仕様にはなっていません。 極端な場合、一つの端末で四つの画面が展開できますが四画面とも同時に同一の患者さんの病名入力画面とする事ができます。実に滑稽な画面です。 ウィンドウズライクに表現しますと、共有違反がありましたがいくらでも許可しちゃいます、という所でしょうか。

データは各々画面をセーブするたびに上書きされます。 つまり、最後にセーブした画面が最終的にディスクに残るデータとなります。 言い換えれば、他の画面が同患者さんの病名入力中とも知らずに先にセーブした病名は後からセーブしたデータに消され、幻のデータとなります。 皆さん、他の端末もその患者さんの病名を入力、修正中でないか、常に気をつけて病名を入力してください。

当院では院長がカルテの診療内容を見て次々と病名コードを入力する係です。 他の職員は私に渡されたカルテの患者さんを次々と開いて、その病名をカルテに筆記する係です。 全員、同時進行で仕事をしておりますので、時折、実害が出てしまうのです。 当院のこの使い方は極めて特殊な運用でしょうか、日立さん。

★結論★
誰も間違って入力しようとする人間はいません。 が、しかしこのような使い勝手の悪いソフトでは、現実にはいくら正しく入力しようと思っても不可避的に入力の間違いが起きます。 ひとつには個人の技量、能力、注意力、意欲がありますが、私の場合はやはり、つい急いで入力する時にエラーが発生しやすい傾向にあります。


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