フランツ・カフカはドイツの小説家、代表作、変身、については、あれこれ書く事もないのですがあえて。
私がドイツ語を学んだのは大学の教養部の二年間(1978−8)だけ、一年目前期では入門独逸語を学ぶのですが、指導教官・内藤先生は奥様がドイツ人、というおかたで、先生の発音はまさに正調、素晴らしい教育を受けました。二年からは教官が二名になり、おひとりが中条先生(家内は他大学卒ですが、やはりこの方に学んだそうな)、もう一人はドイツ人(お名前度忘れ、歳はとりたくないですね) 、いずれ大学院入試にドイツ語は必須なのでキチンと勉強しておかねば、という教養部時代でした。入門独逸語を数か月学んで気づいた事は、意外と簡単、従って夏休みにはドイツの小説のひとつくらいは原典を読んでやれ、と無謀な計画を立ててゲーテの、若きウェルテルの悩み、をなんとか読み終える事が出来ました。四か月前は高校生だった初めての大学生の夏休みの事でした。イェーイ。
話は戻りますが、一年後期ではテキストが既に、カフカの代表作、変身、のダイジェスト版になっていて、やはり大学ともなると授業の質のアップグレードが早く、ついていくのが大変ですが、そこがまた面白いところなのです。もう一冊読まされたのが Brecht の短編でしたね。
本題ですが、この小説は既に作者の著作権が切れていて、篤志家によりデジタル化されていて、誰もがネットで無料で読む事が出来ます。より具体的には、アマゾンで無料で売られていますので、クリック・ダウンロードするだけです。
日本語版
ドイツ語版
皆様には日本語版をお勧めしますが、人間の非条理を描いたぞっとするようなお話です。あらすじについてはここへどうぞ。
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