日本のPGP文化の発展を願う独り言

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文責  山本内科耳鼻科院長 山本秀平 (2003/9/30)

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PGP (= pretty good privacy )については一般的にはあまり知られていません。 メールの電子署名、暗号法は各種ありますが、世界的にもっともよく利用されている手法で、 フリーウェアです。 合衆国政府職員の過半数がお使いです。

詳しい講釈は野暮です。 The International PGP Home Pageを是非ご覧になって 開発の歴史 http://www.cypherspace.org/~adam/timeline/ をご覧ください。息を呑む開発の歴史が記載されています。 結論は、この米国の国家財産ともいうべき知的技術がフリーウエアとなりました。

外国かぶれになれという事ではありません。 目的は人類の知的財産の共有です。 ありがたく、どしどし使うべきです。 ソフトをダウンロードし、インストールしますと、Microsoft Outlook などメーラー のアドインソフトとなります。簡単です。

ところで、これだけメールが飛び交っているご時世にいったいどれだけの人が いちいち電子署名したり、暗号化をしたりしてみえるでしょうか。 平文(ひらぶん)のメールがほとんどでしょう。

面倒くさい、お金が要るのか、今の機能で十分だ、いろいろ有ります。 一番多いのは多分、えっ、タダですか、へえっ知らんかった、 という事でPGPは今放映されているタモリさんのテレビ番組で取り上げられて90ヘエ程度の点数をもらえないでしょうか。

勿論、メールの用途は飲み会の案内など、別に誰に見られてもどうって事ない、 所謂、葉書みたいな感覚で使用して見える方がほとんどでしょう。 このように葉書感覚で電子メールを使用している場合はいいのですが、 やはりせっかくのメール、親書機能が欲しいものです。

現在、日本では例えば、業者さんとの契約、大抵はファックス注文用紙に自著し注文します。 本人であるという事を電話契約という形でNTTが認証しているのです。 ファックスで注文が来る限り、受ける側は安心して相手を信用するわけですね。

しかしながら、猫がテレビ見ていても視聴率、猫が間違って原稿を置き忘れた ファックスの送信ボタンを押したらどうでしょう。 二度送信した事を気づかぬ猫のご主人は取り消し料をとられるか、 来年の分も前倒しで買ったと思ってそのまま支払うか。 夜中に泥棒さんが入っていたずらファックスを流そうと思えば出来なくも無い。 このように個人をNTTが認証するには原理的に無理があるのです。 そう、NTTは電話回線しか認証できない。けど皆がそれを契約者個人の認証に利用している。 悲しい現状です。

一方、電子メールはどうでしょう。 国内外の人とメールを交わしますが、お互い合ったことも無い人も多く、なかには成りすます人もいます。 ところで私は可児市の山本秀平です。 がしかし誰も認証しません。プロバイダは単なるリレー業者さん、認証しません。 直接知らない方は、やはり私に電話して確かめるか、私から直接手紙が来ると100%私を認証できます。

その次の段階ですが、私を認証できた後は私自身が既に認証している人も認証してください。 信用している人が信用する人は信ずるべきだ、このように信用の輪を広げるのがPGP文化です。 日本はまだこのPGP文化が未熟です。やっと日医が認証をお始めになりました。ちょっと遅いですよ。 ところで認証というのは、具体的にはお互いに公開鍵を交換するという事です。 フロッピー渡しでよし、メールでよし。

私の用途は二つです。 使用法は例えば、貴方が業者さんなら私の公開鍵を使い、見積書をまず書いて、それを暗号 化し私にメールする、私は私の秘密鍵を用い、いただいた暗号文を復号化し、見積も り内容を理解するという使い方です。当方が送信するのは電子署名した契約書です。 お互い医師同士なら、相手にしか絶対に解読できない患者さんの紹介状ないし返事です。

平文のメールは誰に見られるとも限らない、いわば葉書のようなものですが、PGP を用いる事により、機密文書、見積書、親書などをメールで安心して送れるというわ けです。

おっとどっこい、暗号技術、電子署名はPGP機能のほんの一部、 合衆国政府職員も実はPGP電話しか使っていないのではという事は容易に想像できます。 いや、野暮な詮索はよしましょう。PGP電話も仕事上の大事な話ばかりだという事にして、皆さん、是非ご利用になってください。

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