道路交通法を遵守し、日々安全運転に努めるノエル。
そんなノエルが安全にパトカーを追い越した。
そのときノエルの運命はいかに!?
(考えさせられます。そして素人にはお勧めできない)


※画像と内容は一切関係ありません※


どうも、ノエルです。さて、今回は画像が一切ありません。というのは急な出来事でカメラを持参していなかったからです。もし持っていても運転中なのでカメラを扱うことはできませんので、解説+音声のみで想像してみてください。(真似しないでね)
年末慌しくなり始める12月28日の夜9時10分頃。ドライブ好きなノエルは市内を適当にドライブしていた。県道83号の花フェスタ東入り口から多治見方面に向かう道を走行中、パトロール中と思われるパトカーを発見。そのパトカーの後ろにはパジェロがイライラしながら(?)くっ付いて走っていた。時速48km/hぐらいだろうか、制限速度50km/h道路で、しかも夜なので、一般ドライバーなら多少遅いと感じる程度だ。ここでオマワリさん好きなノエルは考えた。「法律を守ってパトカーを追い越しても問題ないだろう。むしろ安全に追い越しを行ったとして関心されるだろう。」と。
当然、それらの条件が整わなければ追い越しはしてはいけない。今回のコンディションを確認してみよう。道は2車線の田んぼの中を走る見通しの良い道で対向車も来ていないし来る気配もない。それに追い越し禁止を示す標識や車線もない。唯一問題なのがスピードだ。制限速度が50km/hでパトカーがおよそ48km/hで走行していたのなら、ノエルは50km/h、いや、事実上グレーゾーンの60km/h以下で追い越さなければいけない。が、条件は揃っていた。やるなら今しかない。丁寧にウインカーを出し、約3秒後に安全確認をして徐々に対向車線に移り、追越を開始する。
スピードは57km/h。ゆっくりとパジェロ。そしてパトカーを追い越し、確認→ウインカー→確認→車線変更を行う。「決まった・・・まさにこの上ない模範的な追い越しだった。」パトカーの中の人もこの華麗な追い越しに拍手喝采であっただろう。こんな自分に酔いしれているその瞬間。クラクション×2回&赤回転灯。そして2秒後に何か声が聞こえた。言葉はよく聞き取れなかったがその声が左に車を寄せて停車しなさいという意味であることは明確だった。
何がいけなかったのか。あれほど綺麗な追い越しにあなた達は何を求めようというのだ?仕方なく、教習どおり確認&左ウインカー→3秒→左に寄せてポンピングブレーキ、停車と同時にハザードランプを付ける。これも見事に決まった。パジェロは「ざまぁ見ろw」と言わんばかりにパトカーとノエルを抜き去っていった。停車後は凶器を持って車内に立てこもることはなく、大人しく手を首の後ろに回し出頭する。(嘘)当然、こちらは法を守りパトカーに停められる理由など一切無いわけで、もし+7km/hの違反を追求しようとするならば、激しく抗議して行政を相手取り最高裁まで戦うつもりだった。(嘘)(以後ははお巡りさんとノエルの緊迫した会話となります。「ノ:=ノエル」「パ:=おまわりさん」)
パ:こんばんわぁ ノ:ご苦労様ですぅ パ:ん〜ちょっと免許証持ってきてぇ ノ:あ。はぃ。(車内に免許証をとりに行くノエル―免許証を渡しながら)ノ:なんか違反でもしましたかねぇ?パ:2台追い越しちゃいかんよ(笑)ノ:えっ・・・ すみません。(ブッっちあけそれが違反だなんて知らなんだ。いけないの(´ー`)?)パ:じゃぁちょっと乗って(パトカーの後部座席のドアを開け、それにノエルは乗る。パトカーは三菱ディアマンテ。シートは皮張りでかなり乗り心地がよさそうだ。免許証を見ながら)パ:急いでたの?○○ヶ丘かぁ。ノ:いや、あの急いでたんじゃなくてですね、ちょっとドライブしていたんです。パ:あぁ、お仕事は?ノ:学生です。パ:違反回数は?ノ:いえいえ、僕ーないですわぁ、あの〜ところで2台追い越しは何点でいくらなんですか?(もう一人の方が3cmほどの手帳で調べ始め、会話をしていた方がカバンから「全日本交通安全協会」発行の点数や反則金などが書かれた紙をノエルに渡し、ノエルもそれを見て調べる)

(・・・20秒ほど経って調べていたお巡りさん(以後パ1:と呼ぶ。)パ1:これ、二重追い越し・・・2点だ・((゚Д゚)ハァ?と思ったノエルが )ノ:いえいえ、二重追い越しというのは前の車が追い越そうとしているところを抜かしてはいけないというのであってですねぇ、2台連続で追い越してはいけないという意味ではないと思います。それに、一台づつしか追い越してはいけないのなら車線変更が重なりむしろ危険だと思いますが。(冤罪を掛けられてはたまったもんじゃないので、必死に説明する。すると苦笑いしながら)パ2:あんた〜詳しいの?(無違反を確信したノエル)ノ:いえ、そんなことないすよ。でも、僕免許マニアで2種も取ろうとしているんで勉強はしてますよ。パ2:2種はそんな運転じゃ取れないよねぇ。(そして小声で相談を始める)パ1:まぁ、過去に違反もないし・・・パ2:注意にしておきますかぁ。パ1:そうですね。パ2:追い越しはねぇ危険だから気をつけてよ。んじゃぁ今回は注意にしておくからもうしないでよ。ノ:はい。すみませんでした。気をつけます。パ2:行っていいよ。(お巡りさんが、後部座席のドアを開け、パトカーを降りるノエル。)

(外での会話)パ1:パトカーって知ってて追い越したの?ノ:・・・ええ。違反せずに追い越したらどうなるかなーって思って・・・・パ1:そりゃいかんよ、いかんよ(素で怒り始める。ヤバイと思ったノエルは)ノ:いや、煽ったとかそういうんじゃなくてですね、ごめんなさいね。これからはほんと気をつけます。すみませんでした。(頭を下げると足早に自分の車に戻り、ドライブの続きをしたとさ。めでたしめでたし。
ノエルは違反をしていなかった。あの追い越しの状況から注意なども受けることはおろか、車を停車させられ大切な時間を奪われる必要すらなかったのだ。下手をすれば、間違った解釈をされた法により2点と9千円が危うく無くなるところだったのだ。もし、二重追い越しの意味をノエル自身が知らず、その場で説明ができなかったら今頃はどうなっていたのだろうか?警察は市民が知らないと思って意図的に違反をこじつけたのか、純粋に二重追い越しの意味を知らず、違反を咎めようとしてきたのかは定かではないが、どちらにしても考えさせられた出来事であった。これからも法律を守り堂々と生きていこうと思いつつ帰路につくノエルだった。(当然これらの会話以外にも雑談はありましたよ)

ここでまた一つとりビアが生まれた・・・「パトカーを合法・安全に追い越しても99%?停められる」<BR>

パトカーは車社会で一番えらくて強いのです。

      また、こういったとりビアもあるという説がある。「岐阜県警は法を知らないお巡りさんが、こじつけで取り締まりを行おうとしたことがある」

 
違反項目や、点数などを最低限知っているお巡りさんに取り締まられたいというのが一般市民の切なる思いのような気がしますが、それは気のせいかもしれません。市民も常日頃かかわってくる法律を身に付け、怯えることなく生活したいものです。(ちょっとイヤミか?)

いくら安全で違反じゃない行為でも、一歩間違えば警察を煽るとも思われるようなことは絶対にやってはいけませんよ。本来のお巡りさんのお仕事の妨げになってしまいますし、誇り高きお巡りさんを追い越すことは彼らのプライドをひどく傷つけ、怒らせて今回のように違反をこじ付けられることに繋がりかねないのです。いくら条件が整っていてもパトカーは追い越してはいけません。はっきり言ってかなり危険です。はい。

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