可児市広眺ヶ丘から瀬田へと下る坂道「瀬田坂」の中腹に
存在する通称「防空壕」。昼こそは、なんの変哲も無い道なのだが
夜になると、暗くて人通りの少ない気味悪い道と変貌する。
この洞窟がいっそうその雰囲気をかもし出しているのは間違いない。
この不気味な、そして不思議な洞窟の全容解明に
管理人ノエルが単独で潜入調査する!!

左に曲がり進行方向を写した、いつしか足元は再び水路となっている。しかもさっきよりも深くなっており、洞窟の端を歩かざるを得ない。中心付近に行くと間違いなく、長靴が決壊して水が入り込んでくるだろう。端を歩いても、すねちょい上まで水位がある。この先水没するようなことがあれば、引き返さなければならないだろ
う。慎重に足を進めていくとなにやら気持ち悪い物体が浮いているではないか?一部を採取してこの謎の物体が何なのかNASAに調査依頼をしようと思ったが、そんなキモイことはやりたくない。なるべくこいつを避けて歩かなければ何かの病気にかかってしまうような気がして怖い。ちなみに、匂いはまったくの無臭なので、そこら辺の不快感はないのだが・・・
こいつらどんどん増えてやがる(;´Д`)気付けば水一面に広がって避けたくても避けれない状態だ。万が一ぬかるみにはまり長靴が脱げ、靴下で歴史的一歩を踏み出そうものなら出血して「あー痛い」どころの騒ぎではない。完全に企画終了となる。それに、足元はこいつのせいでまったく見えない、急に深くなってこいつが長靴に流れ込んできたら、こいつと共に帰路につかねばならず、精神的ダメージにより円形脱毛症は間逃れない。
このグロ区間が終了すると再び陸路となる。長靴を確認するが、幸いさっきのグロ野郎は付着していなかった。さらに先に進む。
・・・・行き止まりだ!完全に行き止まり。俺はどこかに抜けるものだとばかり思っていたのだが、そうではなかったのだ。この瞬間この洞窟の全容解明に成功したといってもいいだろう。いったいあのゴムひもはなんだったのだろうか?結局一本道で全体にすると50mぐらいだろうか?あのポールを立てて準備万端で調査を行ったであろう先人たちもこの光景にがっくりきただろう。ひょっとしたら埋め立てた跡や、支線があるかもしれないので、念のため先っぽまで行って見る。
行き止まりに到着。結局埋め立てられたような跡や、支線は確認できなった。画面右上に「小田」と書かれている。そして非公開の写真で確認できるのだがこのもう少し左上に「金○(←字が読めない」?と書かれている。血のような赤で書かれていることから、遭難した際のダイイングメッセージとも受け取れる、一本道で長いとは言えない洞窟だが油断は出来ない。左下のお菓子の袋は遭難した際の非常食だろうか?そんなはずはなく先人たちがここに到着したという証をここに印したのだろう。そして記念としてここで、お菓子を食べて帰ったのだろう。
あんなグロ物体を見た後でこれを食べるとはさぞ不味かっただろう。しかも、ゴミを持ち帰らないというなかなかのワルだったと思われる。それほど古いとは思えないが、時代がゴミを捨てても良い時代だったのかもしれない。よく文字を見ると「みりん薄焼」となんとなく見て取れる。こういった過去の遺物を見ると俺と似たようなことを考える人もいたということになる。小田さんと、金なんとかさん。確かにあなた方がここに到達したことをこのネットを通じて証明を致しましたぞと思い帰路についた。
帰り道。ファサファサ聞こえるので足元ばかり見ていた顔を上げて見るとどこから現れたのか、コウモリがたくさん飛んでいるではないか。この写真はベストしょっとである。7匹ぐらいは確認できただろうか昼に突然現れた珍客に少々戸惑っていたようだった。この光景を見た瞬間一つの仮説が生まれる。あのグロ物体はコウモリの糞だったのではないかと。いずれにしても、あのグロを見てから免疫力ができたのか、グロ画像に強くなったのは言うまでも無い。
ちなみに天井をアップして撮ってみる、反射して分かりづらいかもしれないが、全体的に濡れていている。湿度がものすごいと思われる。

今回は怪奇現象などは一切見られず、家に帰ってからも体調は良好で霊をお持ち帰りしたこともまずないと思われる。噂されていた幽霊や
複雑な構造はまったくの噂に過ぎなかったといえる。ただし、これはあくまで「この時は」
であります。今後時間を見つけてはこの洞窟の歴史などを調べていくつもりであります。