オーディオにまつわる想い出(その1)

大げさなものではなく
ただ、想い出をたどってみただけです

(1999.11.21更新)

小学生のころ

学校での音楽の授業は、はっきり言って嫌いでした。
おそらくクラシックを始めとして色々な音楽を聴かされたと思うのですが、
全然記憶にないんですよねぇ。
楽器と言えば、ソプラノとかいうたて笛のみ。
オーディオに凝っている方々は
子供のころから関心を持っているものなのかなぁ?
ただ、父親は好きだったようです
何かの時に、当時流行りかけた4チャンネル再生のステレオ(ビクター製)
を買って来ていましたし、コンパクトカセットのデンスケ(ビクター製)も
ありました。ただ、スピーカーが4本あったかどうか記憶があいまいで…

中学生のころ

学校での音楽の授業は、やはり嫌いでした。
歌うのも苦手、楽器演奏も苦手。
ただ、理科の先生が名古屋フィルのメンバーだったんですね。
その先生が生徒のたて笛(アルト)を吹いたことがあったんですが、
これが驚き! 出てきた音が別物でしたね。
父親が購入したステレオ(一体化)でわずかなレコードを聴いていたような気がします。
ラジカセもあったと記憶しています。
カセットテープにコピーしたビートルズをよく聴いていました。
あとテレビの主題歌もよく録音したかなぁ。

高校生のころ

芸術科目の選択で、とにかく
音楽を受講しないようにすることに注意しました。
単位が取れないと思ったからです。
おかげさまで、「書道」を選択することに成功!
高校を無事卒業することにも成功! よかった…
ただ、当時ぜんぜん音楽を聴いていた記憶がないんですよねぇ。

大学生のころ

聴き始め

入学後、回りの連中と話をしていると、結構みんな音楽を聴いていることにビックリ。
このままでは話について行けないと慌てて濫読ならね濫聴を開始。
もっとも、貧乏学生はお金がない。
必然的に、レンタルレコード・エアチェックに走ることに。
レンタルレコードを借りては、下宿をしている友人(Y君)のお世話になりました。
Y君は、当時パイオニア製のシステムコンポを持っており、コピーをしてもらいました。
また、Y君が山下達郎を好んで聴いていたため、私もファンとなり
現在も、山下達郎、大滝詠一あたりは好きです。
聴いていたのは、主に車の中。カーステレオでした。

長岡鉄男氏の存在を知る

別の友人(M君)が、エア・チェックをして、洋もの(ポップス)を聴いていました。
私も真似をして、ラジカセ片手に始めたのですが、流行歌を録音したいがために
当時FMfanをよく購入しました。
そんな中、ジャーナリストの立花 隆氏が長岡鉄男氏を取材している記事があったんですね。
そこには、スワンの背面開口部をしゃがんで覗きこむ立花氏の姿がありました。
当時スピーカーを自作するなど思いも寄らなかったのですが、その姿からは想像もできない音が
きっとするのだろうなぁ、という感じで、その記事のことだけは妙に印象に残っていたのです。

単品コンポーネントとの出会い

3年生の頃、M君がアルバイトで貯めたお金でステレオを買いたいと言い出しました。
私たち取り巻きは車でも買ったらどうだと反対したのですが、結局単品コンポで揃えたんです。
機器構成は、記憶では…
 スピーカー:ダイアトーンの30センチくらいのWの3Wayフロア型 プリメインアンプ:サンスイの900シリーズの物
 CDプレーヤー:NECの縦にCDをいれるタイプ      アナログプレーヤー:ヤマハのGTシリーズの物
 CTデッキ:アカイの3ヘッド              チューナー:パイオニアの物
 そして、立派なラック
当時の私にとって、それはそれは壮観な眺めでした。