デジカメ買って落ち込む。

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デジカメが欲しくて、でも、子供のおもちゃみたいなもんで、必要なものじゃないし、とグズグズ迷っていましたが、買っちゃえと決心。

メーカーの新品なら、メーカー補償が着いてるし、故障もそんなにないだろう。
と言う事で、どこで買っても一緒、決め手は安さ、の方針でいく事に決定。
ならば、ネットで購入。
狙いは、コンプマートで、ニッキュパのオリンパスの CAMEDIA C-2Zoom。
ヤフーショッピングでは、26,000円とさほど安くなかったので、"CAMEDIA C-2Zoom" "価格"の語句で直接検索。

最初の20件中に、「BestGate」(http://www.bestgate.net/)と言うサイトを見つけました。ここは、商品名でネットショップを検索して安い店の順に表示してくれます。(ただし、家電、PCのみ)
何軒かのお店が出たので、見て廻り、ネット上で、注文する方法がわかりやすそうなところに決めました。
注文のしやすい、と言うのは、送料や、支払方法などの説明のページが見つけやすい所、商品の注文フォームはどこも似たようなもんです。

で、気になるお値段は、
CAMEDIA C-2Zoom               1 \22,700
--------------------------------------------------------
                     小計 \22,700
                    消費税  \1,135
                     送料   \700
                 代引き手数料   \500
--------------------
                     合計 \25,035
買っちゃいました。
お店は
 オンライン・ショッピング−ゲットプラス
http://www.getplus.co.jp/

データプラス株式会社 ゲットプラス事業部
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋5-14-20
Tel: (06)6630-5228 Fax: (06)6636-3773

とにかく、ネットで調べて、買うわけで、そんな会社があるのかどうかもわからない、無闇にクレジットカードの番号を打ち込みたくないので、手数料はかかるけど代引きにしました。

店によって、代引き手数料や送料は無料、有料、マチマチなので、値段とともに、このあたりの確認も必要です。

この文章を書くために、改めて、"価格"で検索して、別の価格比較のサイトを見つけました。
価格.com(http://www.kakaku.com/) 、そのものずばりの名前のサイト、ここは、家電・PCのほかのゴルフ、スキー、ブランド物と検索できる商品が多い。

価格は、C2 Zoom に関して言えば、同じ、おそらく他の家電品も変わらないと思う。

でも、価格と一緒に、送料、支払方法も一覧に乗ってるのでこちらのほうが使いやすい。
さらに、口コミ掲示板と言うのがあって、そこで、目当ての商品を既に買った人からの使用感、不具合や故障などのトラブル報告、などの情報を収集できます。
もちろんどこが安い、などの販売店の評価もあり。
こういう大規模な掲示板は、本題そっちのけ、一部の人のウップン晴らしになった荒れたものがあるけど、ここのは(やらせの宣伝臭いのも多少、交じるけど)大変落ち着いていて読みやすい。

ということで、価格.comは、情報量が断然多い。
こっちを先に見て買っとけば良かったとちょっと後悔。

でもまあ、安い買物が出来たと自分じゃ思っていますが、なんかなぁ、ちょっとモヤモヤした気分。

ネットで買うといっても、やっぱり現物の姿かたちくらいは見ておきたい。
で、コンプマートには買う前に行ってます。
商品の確認は近所の店でして、ネットで安いとこ探して買ってたんじゃ、地方の店なんてやってけないゾ、と思ったのです。
店舗なし、店員なし、在庫もたいして持たず、注文があればメーカーから直送、店売りより安くなるのは当たり前。

現物こそが物欲を刺激する。と言う事があるわけで、現物を見られる場所が、近くになかったら、私にしてから、買う気になったかどうか。
なんか、地方の店は、バーチャルショップの展示場みたい。
私もネットショップも、コンプマートにお金を一銭も払わず利用だけしてる。
これってちょと「こすい」よなぁ。

同級生の電器屋さんに私の感想を話したら、だから今量販店が苦しいんだと教えてくれた。

彼みたいな個人のお店は、この町に量販店やスパーが出来た時に、それまでの商売が苦しくなって、その後、売るだけでは駄目なので、取り付けとか、メンテナンス、建築の設備工事など工事、サービス関係に業態をシフト。
儲かって、儲かって、とはいかないけれど、今は、やっていける状態に落ち着いたそうです。

で、個人経営の店の脅威と言われていた量販店は、近隣の競合店との競争に加えて、ネットショップまでライバル。
価格勝負の販売方法が苦しくなってきたのだそうです。

この先、流れはもっと加速して、今度はネットショップ同士の販売合戦、量販店で扱うような商品はもう、メーカが直売、てことになるんじゃないかと思う。

すると、地方で小売業は成り立たず、個人のサービス業、工事業みたいなものだけが残る。
でも、それでは、地方に働く先はますます減って、購買力は低下、デフレが進み、メーカーが淘汰され、寡占化。
今度は1社2社になったメーカーが、生産調整して、割に合わないものは作らない。
元気の良い中国で、造って売って、日本じゃ買える人に買ってもらえば良い。
となると、供給が減り、需要が相対的に増えインフレ。
貧乏人は、高くて何も変えない。おまけに仕事もない。

デジカメ一台買ったばっかりに、なんか暗い気持ちになってきた。

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