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リサイクル してはいけない  青春出版社

リサイクルが地球を救う。 地球にやさしい環境創り。 
毎年毎年、リサイクルは、盛んになって、それにつれて、ごみの分別の難しいこと。 
そのうちゴミ分別屋が出現して、護美分別致します。一回500円なんて

   
ここにも出てくるのですが、割り箸が森林を破壊する。と言うことで、外食のときも、自前の箸を持参しようと言う運動ありました。
その後、割り箸は、材木のきれっぱしをつかうので、新たに、木を切ったりしない、あれは、むしろ資源の有効活用などといわれて、たいしてはやらず、結局自然消滅。

地球にやさしい環境つくりとか、地球を救う2,7861の方法とかで始まる運動には、さっきの割り箸廃止マイお箸を持とうといった象徴的な行為が、ひとり歩きをはじめ、目的と手段が逆転してするような印象のものも多いと思う。
ここで、ここに取り上げられたペットボトルも、この本を読んだ後は、そんな象徴的行為に見えてしまう。
日本中で、再生のためにみんなが回収したペットボトルが、処理の範囲を超え、野ざらし状態で行き場が無い。さらに再生するコストは、新しく作る製品に比べて倍で品質も良くない。
著者である武田先生は、このコストが倍かかることが問題であるといいます。高くて誰も買わないということではありません。コストが、かかると言うことは,トータルすれば(輸送にガソリンを使う、製造に工場が要る)あたらしくつくるより、倍のエネルギーを消費するから、結局その過程で、べつのタダ捨てて新しいものを作るより多くのゴミを作ってしまうと言うわけです。

環境運動に水を差すとはらを立てず、一度読んでみてください。

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