デカプリン記〜その1〜




なぜか分からないのだが、なにやらデカイ食べ物を作ろうみたいな企画があがったのは

2004年6月のこと。しかし企画倒れとしてそのまま漂流、実現するはずのない夢物語として

日の目を見ることはないだろうと思われていた。しかしそれは突然に。



とはいっても7月ぐらいに、 『やっぱやろーか』 みたいないい加減なノリで復活。

思えばこの瞬間こそが先人たちの言う 『後悔先に立たず』 であった。後悔とは本当に

先に立たないものである。先人達の教訓にはただただ頭が下がる思いだ。



何はともあれプランはこんな感じ。

1、平安美人邸(通称:寝殿造り)に突入、その台所を確保せよ。

2、とにかくデカイプリンでクーデター。

3、食うなり何なりしつつ、マリオカートで政権樹立。

4、晩御飯は居酒屋。建国の日記念パーティー。

5、12時ぐらいに撤収、政権崩壊。



今時小学生でもこんな稚拙なプランは組まないもんだが、いかんせん小学生ほども

脳味噌が足りてない。どうにもならない。もうなるがまま、なるように。後の祭り。

大河の中で1匹の魚が跳ねようとも川の流れは変わらない。大いなる流れに身を任せ

因果律に従うのみ。



まずは8月10日頃に材料を仕入れる。プリンの元を5つ。これだけ。牛乳は当日に用意しないと

O-157とかいう狂牛病並みの騒ぎになった病原菌がのさばることになるので事前に仕入れるのは

愚行。全員そろって病院直行は笑い事じゃないのでその辺だけはやけに慎重。

でかいプリンを作らないだけの脳味噌があればきっと全員末は総理大臣かどっかの官僚だろう。

実に惜しいことをした。



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