ガンダムメドレー
初めて千葉に会場を移し、イデの民をゲストに迎えた大例会『めぐりあい千葉』。
ちなみにいつも通り可児で開催されていれば採用されていた幻のサブタイトルは『荒戦士』である。
ガンダムというカテゴリーで1度勝負をしたい気持ちは以前から持っていて、ついにその願いが叶ったという形になった。
しかし課題曲は90曲におよび、過去最大級の規模になった。
何が苦労したって、その曲数の多さのために始めの頃に覚えた楽曲を段々忘れていってしまうところである。
一時は弱気になって『SDガンダムフォース』の曲は断念しようと考えていたが、正月の『君は生きのびることができるか』でやぶの『ココロオドル』に喝を入れられ、ギリギリまで自分を追い詰めるボクサーの減量のような調整を行うことができた。
その結果として本番2週間前に発売された『ガンダムSEED DESTINY』の新曲を覚えてくることができたのである(レンタルしかしないと心に誓っていたので、手元に音源が来たのはレンタル解禁となった本番3日前である)。

【思い出深い楽曲】
『限りない旅路(ターンエーガンダム)』
菅野よう子作曲の楽曲との付き合いは(意識するのはもう少し先になるが)意外と古く、『奇跡の海』『約束はいらない』などを荒屋塾カラオケの初期から繰り出していた記憶がある。
同じターンエーの楽曲である『炎と雨』『月の繭』と較べると、自分が菅野よう子の持ち味だと思っているフォークロア的なメロディラインの気配は少ないが、イントロのピアノに合わせて畳み掛けるような歌い出しが独特の存在感を放っているためメドレー終了後にも時々選曲している。

『MEN OF DESTINY(機動戦士ガンダム0083)』
『ダンバインとぶ』などですっかり塾生にはおなじみのMIO(現MIQ)の楽曲。
MIOの楽曲はそれほどキーが高くないので、それほどノドを消耗しなくても歌えるのが利点。
2コーラス後の「陽炎の中へ FLASHING BACK 二度と戻れない DREAMING DAYS」の部分を原曲に近づけるために全力を尽くしてシャウトしていたが、最近改めて聞いてみるとMIO本人はそれほどシャウトしていないことが判明した。

『ヒューマン・タッチ(機動新世紀ガンダムX)』
日本語バージョンと英語バージョンがあるにも関わらず、ジョイサウンドには英語バージョンのみが配信されている不思議な楽曲。
勿論バイリンガル化(しかも英語から日本語へという珍しいパターン)が可能で、ガンダムメドレーの隠し玉として準備していた。
だが当日イデの民が案の定準備不足のためメドレー中盤で歌う楽曲が無くなったので、英語バージョンを歌った後に日本語バージョンも歌うように提案したのである。
この提案は時間をかけて準備していた隠し玉をヒトに差し出すということで、本来の自分なら絶対に有り得ないことだ。
イデの民ならできると確信しているからこその提案だったのであるが、イデの民はビビッてその申し出を簡単に断りやがったのである。
荒屋塾のカラオケは既に「無から有を生み出す」時代に入っている。
コーラスやパフォーマンスなどモニターに映る歌詞以外のモノをいかにプラスしていくのかが真の意味での準備なのだ。
そんなことを再認識させられた楽曲である。
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