大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

飛騨の言葉・古川支店

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飛騨の経済中心が飛騨高山である事など、 改めて書くまでもない事ですが、 平成の大合併に伴い、かつて 吉城郡古川町と呼ばれた町が周辺のいくつかの 町村を吸収して飛騨市が発足しました。 悲しき広域地名・飛騨市 をご参考までに。

筆者はいたずらに感情論に走らず、冷静に ネット文字情報を検索して、この広域地名・飛騨市が 果たして妥当なものか、暇にまかせて考察して見ました。 結果は以下の通りでした。

まずは、飛騨+古川支店、で検索しますと以下の情報がヒットします。
飛騨信用組合 古川支店
飛騨農業協同組合 古川支店
JAひだ 古川支店
飛騨運輸(株)古川支店
高山信用金庫 古川支店
何れの事業所も高山市が本拠地であり、活動範囲は 飛騨地方全域であり、高山市に本店があり、 飛騨市には支店しか存在しないのです。 図らずも飛騨の全金融機関が含まれていました。

飛騨+古川本店、で検索しますと若干の事業所が ヒットしますが、それら事業所の高山支店は存在せず、 実は本店一店舗のみの零細な事業所のようです。 失礼にあたるかもしれませんので敢えてこの場に公表はしません。

飛騨+高山本店、というキーワードで検索しますと、 一種の感激を覚えます。つまりは高山に本店があり、 支店が名古屋、あるいは、東京、変わったところでは京都、 という事業所が少なからずあり、 佐七が思わずつぶやいた。
うーむ、おりゃあんたのこと、今までしらなんださあ。 がんばりんさいよ。
ネット検索は尚も続きます。皮肉にもこれらの事業所には古川支店はありません。 全国展開するのに、飛騨全域は高山市の本店で十分、 古川町は高山市の一部分も同然、という経営戦略なのでしょう。 ただし、佐七のえこひいき屋、と思われても 私も不本意ですから、事業所名は敢えてこの場に公表はしません。 ご興味を持たれた方はご自身で、 このように遊んでみてください。

結論ですが、やはり広域地名を名乗る飛騨市という名前は どう考えてみても無理があるようです。 筆者の以上のネット情報検索によるかぎり、 古川支店の町・飛騨市、は高山市経済圏の一部分なのでした。 言霊を信じたかったのでしょう、悲しき広域地名。

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