大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

飛騨方言動詞・いきる、の漢字表記

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動詞・いきる、については不肖佐七辞書をどうぞ。 表記といっても仮名遣いという事ではなく、 漢字表記が大問題である、という佐七からの 問題提起です。

この動詞については筆者は数ヶ月来、資料を集めていたわけではありません。 あれこれ調べ始めたのは、たったの小一時間ほど前です。 がしかし既に悲しいほどの混沌の極み。 筆者は躊躇する事無く、則、国民の皆様に情報を発信します。

まずは古語動詞、あるいは古語動詞、いきる・いきれる、 ですが、熱る・慍る・熱蒸れる、があり、 小心の筆者としては困ってしまいます。 まあ、そのくらいは良いとして。

次いでネット検索と参りましょう。 さてそもそも、いきる(熱る・慍る・熱蒸る)、とは、ほてる、という意味です。 そして、ほてる、の漢字表記は、火照る、です。 ところが現実の問題としては、火照る、の意味で、熱る、と 記載しているネット情報が多いのです。 原因は国語力のなさ、と言えば事は簡単ですが、 最大の原因は FEP 辞書の登録ミスによるのでしょう。 FEP とは front end processor, つまりはパソコンを 買うとおまけで付いて来るただの辞書、 ですから、疑う事なくこのおまけ辞書を使ってホームページを作成するユーザーに罪はありません。

諸悪の根源はまちがい辞書を作った企業のようですが、 たったひとりでも佐七は立ち向かうぜな。 明日にでも実名を名乗って抗議のメールを企業にぶつけてやりましょう。 いよっ、男。
笑うない! いきる夜やけど、頭ぁはくらんしたわけでゃあねんやさ。 おりゃおおまじめなんやさ!
結論としては、飛騨方言・いきる、の漢字表記 は、熱る・慍る・熱蒸る、 の三者いずれも可、で参りましょう。 そして、ほてる、と書きたい時はやはりどう考えても、 火照る、と書かなくっちゃダメなんやさあ。 早い話が平凡すぎる話でした。しゃみしゃっきり。

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