大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

はるき(春木)、はるき山、はるき曳き

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薪のことを飛騨方言ではるき(春木)といいますが、アクセントは平坦です。 かつて飛騨地方の山村の生活は三月から四月にかけてまだ芽のでない雑木林を切り倒し、適当な長さに切断して、 これを一年中の薪としました。このような雑木林の山をはるき山といい、現場で出来上がった はるきを橇に乗せて、山の急斜面を里道あたりまで運び出す事をはるき曳きといいました。

はるきは農家の軒先に整然と積み上げられ、毎日、囲炉裏にくべたり、台所の煮炊き用、 風呂の薪用に利用されたのです。

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