正月準備の買出しとなると少なくともお酒、するめ、は欠かせないでしょうが、
するめ、をあたりめと表示してある商品も見受けられます。
ネット検索して語源を探りますと、一字一句違わない複数の情報が
ヒットし閉口します。
お金を摩るに通ずる忌み言葉と言う事で、あたりめと言い換えた
という説のみでした(あたりめえだろう)。
またイカの語源については d1.dion.ne.jp/~osa_uno/japanese/index.html烏賊と電脳のホームページ
が一押しサイトでしょうね。イカの語源について一番詳しいのです。
他のサイト記事は迫力に欠けます。
さて小学館日本方言辞典の記載では、スルメの方言量は八で、そのひとつヒイカを新潟、富山、飛騨方言と紹介しています。
日本海地方の言葉ヒイカが品と共に内陸・飛騨へ伝わったのであろうと言う事が想像できます。
勿論、神通川を遡ったのですね。名古屋では元々スルメと呼んでいたのでしょうね。
ところが飛騨は太平洋よりむしろ日本海に近い。距離は三分の一です。
つまりは日本海でヒイカという方言が発生した時期は太平洋でスルメという方言が発生した時期より
古いのであろう、と言う事も推察できます。
ヒイカが卑近な例となりましたが、古代において飛騨方言全般において太平洋よりむしろ日本海から
影響を受けていたのだろうという事も推察できます。
これはあくまでも推察です。
さも知ったかぶりで断定しますとイカサマです。
しゃみしゃっきり。
また現代語ヒイカは別の意味で用いられるようです。
小型のイカの一種がヒイカで、これをボイルした料理もヒイカと
いうようですが、男子厨房に入るべからず。あら佐七さんご存知なかったの、という
どこかのご婦人のお声が聞こえてきそうです。
スルメに戻りますが干物のイカだからヒイカでしょう。
料理のヒイカは生もののボイルです。
干物を戻したものではありませんよね。
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