飛騨方言・さい、は食卓でのオカズ、を意味します。野菜の蔡からきている言葉です。一昔までは、食卓のオカズといえば、野菜そのもの、あるいは野菜を自家製で加工したもの、漬物、ワラビ、ぜんまいなどに限られていましたので、容易に理解できると思います。飛騨方言で、ご飯は。まんま、そして汁は、おつい(=つゆ)、といい、まんま、おつい、さい、の三者が食卓のメニューです。佐七でなくとも飛騨出身者誰もが郷愁を覚える最高の"さい"といえばほおば味噌という事でほぼ決まりです。