大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

ずんぼりこむ

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ズボッと中に入り込む、という意味の複合動詞です。 あるいはオノマトペと考えてもよいでしょうね。 筆者は飛騨方言・俚言にオノマトペが少ないように 思っていましたが、どっこい、探せばあるものですね。

オノマトペですから日本語の感覚から言えば、説明は 不要でしょう。おりふし俳句などで例文と参りましょう。
秋深し 佐七がこたつに ずんぼこむ
 (読み人知らず 字余りにてお粗末)

こたつの屁 ねこがこれでは ずぼりこめん
 (読み人知らず またもや字余りにてお粗末)

ずぼりこめ こたつが 佐七を待っている
 (寒い中、帰宅を急ぐがバスが来ない、とほほ)

山の神 ずぼりこんどる ぬの岩戸
 (こたつの布を天岩戸にみたて)
気が付いたら全部、川柳でした。 お題は、折節の句・こたつ、という事で宜しくお願いします。

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