飛騨方言で、ぞんざい 乱雑 粗雑 いいかげん そまつ、などの意味で用いられる一般名詞ですが、 飛騨方言以外に、名古屋方言としての紹介が多く、三河方言、瀬戸市方言、伊那地方方言などからのネット発信もあります。 中部地方に多い方言でしょうか。 案の定、古語にだだくさ、があり、しまりのないさま、乱雑の意味です。 鶉衣に、庭は落葉に任せがちなる庵のだだくさをいふ也けり、とあります。 だだ、とは、だだっぴろく、だらだらと、という意味でしょう、そして雑草がぼうぼう、これが、だだくさ、です。 原意が、後世に飛騨方言では上記のように多岐に渡る意味で用いられ、 もはや、庭掃除をさぼっているため雑草が伸びっぱなしだ、という意味はありません。