大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

どならず・どうならず

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どならす・どうならず、共に頭高で発音し、 意味は、どうにもならざる事よ、になります。 つまりは、どうにもならない・どうにもしかたがない、 という意味です。 意味が転じて、残念なことだ・だらしのない事だ・ふがいない事だ・ 恥ずべき事だ、などの意味になります。 例文ですが、
小学生にもなってひとりでねれんとは、
どうならず。
 =一人で寝られぬとは意気地のない事だ。

夫婦喧嘩ばかりしとってどうならず。
 =夫婦喧嘩ばかりして困った事だ

男が泣いとってどうならず。
 =男が泣いてだめじゃないか。
 
どなってばっかで、どならず。
 =どなってばかりではだめじゃないか。

どならにゃ、どならず。
 =どならなくちゃだめじゃないか。
類似の言葉に、どもならん、があります。どうもならん、が詰まった 言葉で、やはり頭高になります。上記の文章はすべて、どもならん、 に置き換える事が可能です。

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