大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

どんぶち・飛騨方言

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ブログ・四季彩日記〔The Diary of Four-seasons Coloring 〕様の旧丹生川村の小八賀川の琴淵がヒットしました。どんよりとした深い川を飛騨方言でどんぶち、というとの記事です。鮎用語にも飛騨方言として、どんぶち、があります。

今、同語をキーワードにネット検索しますと、全国各地の方言としての紹介記事がありました。ところが手元の複数古語辞典には記載なし、予想はしていたのですが。あまり文学的な表現とは言えませんものね。語源はどよーんとした淵だからという事に間違いないでしょう。オノマトペ故に全国各地でこの言葉が使われているのは偶然によるのでしょう。

さてネット情報では、どんぶち染め・ドンブチ染め、が少なからずヒットします。この言葉の意味・語源も書くまでも無い事でしょうが、いかにも不気味などんぶちを思い出させる濃紺色に染めるからに 違いありません。

ところで筆者は、未だかつてドンブチという言葉を使った事がありません。この様な飛騨方言の存在も、つい先ほどネットで知ったばかり、と言う事です。私が同語を知らなかった理由は、お察しの良い方もおみえでしょうが敢えて、大西村には実はドンブチと呼ぶべき淀んだ箇所が無いのです。つまりは大西村には河童伝説も無し。しゃみしゃっきり。

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