飛騨方言名詞・とばし、は、とばしり、水などのしぶき、を意味します。とばしり、が訛った言葉でしょう。
あるいは、飛ばす、が名詞となったのかもしれません。
用法としてすぐ思い浮かべられるのは、雨の日に
みちばたあるいとったら、車にとばしをかけられて、服よごいでまった。あーれ、はんちくたい。
(=道路わきを歩いていたら車に泥雨水をかけられて服を汚してしまった。ああ、しゃくにさわる。)
という会話ですが、数十年前は田舎道はろくに舗装がされておらず、また道幅も狭かったのでした。
雪道でも、みぞれなどで道がぬかるんでいるも然り。
とばし、は各地の方言としてネット発信があり、
また例文もやはり、雨の日に車のはねに服をやられた、ばかりでした。とほほ。
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