飛騨方言・がおろ、ですが、河童の事を言います。ネット情報が皆無に近く、飛騨俚諺であろうと考えられます。
国語辞典、古語辞典に記載がなく、語源ば不明といわざるを得ませんが、
おそらくは河+郎、かわろう、が訛った言葉であろうと、筆者なりに考えます。
勿論、空想の生物とはいえ、雌雄があるはずですので、
ではメスの河童を飛騨方言ではなんというのかと聞かれますと困ってしまいますがご容赦ください。
実際には雌雄のべつなく、飛騨方言では河童の事をがおろ、と呼んでいますので、もともとは元気なオスの河童
のことをガオロと言っていたのが、次第に雌雄の区別なくガオロというようになったのだと思います。
また、この言葉はおそらく飛騨の中心、高山などで主に使用されていますが、下呂地方では河童の事を、
があらんべ、と言うようです。
飛騨方言・があらんべ、もネット情報が皆無に近く、飛騨俚諺であろうと推察します。
飛騨方言の、がおろ、の別名・があらんべ、はやはり、語源ば不明といわざるを得ませんが、
筆者なりに考えますに、かわら+わらべ、つまり、かわらわらべ、
文字通り、河童、が訛ったことばであろうと推察します。
また、子供のカッバをガアランベというのは肯んずことができますが、大人のカッバは
どうなのでしょうか。あるいはおそらく下呂では、カッパは年齢にかかわらず、ガアランベというのでしょう。
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