佐七辞書の動物編にあります語は大半が久々野町郷土史本の 転記ですが、同資料にはカブチンがないので、 追加記載します。 共通語のカジカ・ Cottus pollux カサゴ目カジカ科の事を示すのですが、 実はネット情報によりますと郡上方言でカジカをカブというそうで、 つまり郡上方言・カブと大西村言葉・カブチンが 同根であろうと直感したからです。 カジカの特徴といえば、やはりあのグロテスクな 姿でしょうね。頭もやけに大きい。ところが 吉田金彦著語源辞典によりますと、 意外なことにカジカの語源は河鹿で日本釈名に よれば、夜に鳴く声がかん高く鹿に似ており、 別名うたうたいともいう、との記載があるそうです。 大西村のカブチンの語源ははて何でしょうか。 この魚の最大の特徴、大きなグロテスクな顔、は木の切り株の ようにもみえますし、あるいはミニカボチャの ようにも見えます。ふーむ、あとが続きません。 しゃみしゃっきり。