飛騨方言で子馬の事を、とうざい・とーざい・とざい、などと
言うのですが、とうざいま、を略した言葉です。
実は筆者自身が全く知らなかった言葉ですが、インフォーマントは
筆者の両親です。
さて、馬は生まれて数年であっというまに大きくなる
動物であり、とうざいまの定義というのは実は当年に生まれた馬、
つまり数え年一歳の馬、と言う事でした。
漢字は当歳馬をあてるべきでしょう。
ま、にアクセントがあります。とうざいまは○○○○●です。
従って、とうざい・とーざい・とざい、と
略す場合は、ざい、にアクセントが移動し、○○●になります。
筆者はギャンブルとは縁がなく知らない言葉だらけですが、
競馬でも一歳馬というのでしょうか。
ただし、飛騨方言・とうざいま、は数え年の事をいいますので、
年末に生まれた馬は実は正月には既にとうざいまとは
言わないという事ですね。
おそらく俚言なのでしょう、ネット検索をしても、
とざいとうざい・東西東西、つまり見世物の
始めに観衆を引き付けるための掛け声、という
情報しかヒットしませんので、これを元に
とんでもない民間語源をあやうくお披露目する所でした。
しゃみしゃっきり。
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