ずつない・飛騨方言、は苦しいという意味で、術・じゅつなし、が語源である事ほ別稿にお書きしました。きずつない・飛騨方言、は、気持ちが苦しい・恐縮している・気苦労している、と言う意味の形容詞です。
きずつない、の語源は、気+ずつない、によるのでしょうがいつ頃からの言葉の言葉なのかは不明と言わざるを得ません。ただし日葡辞書には じゅつない・Iutnai の記載はありますが、きじゃつない の記載はないいようです。きじゃつない、はポルトガル語では Qiiutnai と綴ればよいのでしょうか。結論てすが、飛騨方言・気術ないは近世の言葉でしょう。蛇足ながら日葡辞書には魔術(Majut)、悪魔の術、の記載があります。
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