大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

こわい・くりこわい・飛騨方言

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共通語の強飯(こわめし、こわいい)に相当するのが飛騨方言・こわい、です。 お米データベース の ごはん食の歴史−平安時代 に古語・こわいい、の説明があります。一語脱落すると飛騨方言です。 さて小豆と共に蒸すと赤飯になりますが、赤飯を飛騨方言ではおこわ、ともいいます。 ところが、共通語・おこわ、はネット情報によりますと、あらゆる蒸しご飯の用語として 用いられ、意味は赤飯に限定しないようです。 ところが複数の手元辞書では、おこわ=赤飯、の記載が多く、 変貌する共通語に対し飛騨方言では古い言い方が残っているように思います。

栗の蒸しご飯が"栗こわい"で、郷土料理ともいえましょう。下呂の名物ですね。 グーグルで約二百件ヒットしますが、この際はほぼ全て南飛騨からの情報発信でしたと書き添えましょう。 さて実は、くりおこわ、という言葉もヒットします。 飛騨方言ではないが、意味は直感できますね。 お暇な方はネット検索してみてください。

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