飛騨方言・にすい、とは、
にぶい・品質が劣る・劣悪である・鈍感である・反応が遅い、等々の
意味の形容詞です。
全国からのネット発信があり、どう考えてみても
俚言ではありません。言葉はあれこれ意味が変化してきますから
沢山の意味になる事はしかたがない事でしょう。
例えば国民の皆様へ、にすい国会議員、これはどんな意味でしょう。
本会議場で絶妙のタイミングで野次を飛ばして
議員様がた皆様がお笑いになったらその方こそ国会議員の王様です。
ただし意味も無い野次を飛ばす議員、あるいは
場違いの野次しか吐けぬやから、これを、にすい議員、というのです。
文例を続けましょう、にすいブレーキ・利きが甘いブレーキ、
にすい味・佐七は辛口が好きなのにスパイシーじゃない、等々ですね。
キリッと決める事を期待していたのに実はドン臭かった、これが、
にすい、の意味でしょう。
さて本文ですが、にすい、の語源は不明です。御免なさい。
沢山の辞書も当ってみたし、ネット検索も何日も行いました。
明治の国語辞典・言海、にもない言葉で語誌についても不明です。
でも努力した事だけはせめて書いておきたい。
さて、にぶい>にすい、と一字だけ変化したのでしょうか。
残念ながらその可能性はゼロです。簡単に言いますと両者は舌の動かし方が
違う全く別の言葉と言う事のようです。
そのような語源説は全て・・・ fraud でしょう。
佐七は学問的に間違っていることだけはいただけません。
だまされてはいません。
また更には、言葉はドンドン変化している、と言う事も
考えなくてはいけません。
ところで佐七がネット検索する場合は必ず活用した形で行います。
"にすい奴"+"国会議員"で検索したらヒットゼロでした。
二週間後には当サイトでヒット一個になるかも。
しゃみしゃっきり。
やまかん佐七てすが、(佐七はスパイシーが好きなのに実は味が)うすい・ぐずい、
あたりからきているのてしょうかねえ。
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