大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 語源

ためらう・語源

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飛騨方言では、ためらう、とは、体に気をつける、という意味であり、 躊躇する、という共通語の意味ではありませんから、 古語動詞・ためらふ、が語源ではないでしょう。

語源と考えられる動詞は、たむ・矯む・他動マ下ニ、です。 この動詞には各種の意味がありますが、そのひとつが、 すべて物事を改め正しくする、です。

つまりは、高ぶる気持ちを改め正しくする、という意味に 他ならず、これが後世に、お帰りの際はお気をつけて、 の常套句になったものと考えられます。

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